いつも通り実母とファミレスで朝食を取りながら、(なんだか下腹部のちくちく感が今日はひどいな)と思っていました。
母に相談しても、「そうなんだ」としか言いません。
初めてのお産で「前駆陣痛」という言葉は知っていましたが、どんなものか経験もありません。母親教室で教えてもらったかな~という程度で考えていました。
下腹部のチクチク感が強くなってきたその日の夜。ちょっと動くには億劫になるほどチクチク感が出てきたんです。
「お腹が痛いんだけど、悪いもの食べたかな?」
「いや、これ、痛いというよりもトイレに行きたいだけかな?」
母に聞いてもわかるわけがありません(笑)
自分のことなのにあれだけ体のことがわからなかったのは人生で初めての経験です。
その日はそのまま寝ました。
翌朝もチクチク感は収まっていません。しかも、昨日より強くなっていたんです!
思い出すだけでお腹が痛くなってきました。
もう動くのも嫌になりました。陣痛じゃないのに、なんだかお腹が痛い。動きたくない、でもまだ産まれない。
だんだんイライラしてきて、「誰かこれが前駆陣痛なのかどうか教えてよ~!!!」という感じです。
その日も陣痛は来ず。夜になって就寝しようとすると激しい痛みになってきました。
「おぉ!!ついに陣痛が来たか!?」とワクワクしながら、姉に伝授してもらった陣痛間隔の測り方を実践。
1回目の痛みから15分後に再度痛みが。その後痛みがなくなり、1時間後に再度痛みはじめ、次は30分。50分。(バラバラすぎる・・・!)
深夜2時。もうわけがわからなくなって実母を起こしました。
「なんだかお腹が痛いんだけど」(それ一昨日からずっと言ってるよ)
「ちょっと違うんだよ!なんだか痛いんだよ」(だからそれもずっと言ってるよ)
母は起こされて機嫌が悪い様子でした。もう間隔を測るのもやめ、私も就寝しました。
今思えばあの時よく眠ることができた!という感じです。前駆陣痛でしかも陣痛になりかけていたのに、そんな痛みの中眠った私は根性があったということでしょうか(笑)
翌朝、いつも通りの検診に行って先生に「子宮口が開いてる」と言われた時には、(やっぱり!!)と思いました。
本陣痛が来たのは正午を過ぎてから。約3日間の下腹部のチクチクは、超長い前駆陣痛だったようです。
「自分のことなのにわからない」そんな前駆陣痛でした。しかも平均的には半日くらいなのにと助産師さんに言われ、3日間も体験した私は異例だったと思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:みみこ
年齢:26歳
子どもの年齢:4才10ヶ月と1才1ヶ月
2010年に男の子を出産し2014年、3学年差の女の子を出産しました。2度出産を経験したもののどちらも安産。トラブルもなく子育てを楽しんでいます。趣味はモノづくり。絵や工作、手芸や料理などが好きです。長男とは一緒に、戦隊ヒーローになりきって遊んでいます。早く下の子が大きくなって、お人形で遊んだりおままごとをしたり・・・将来が楽しみです。
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