はじめまして。うだひろえと申します。
私の妊娠出産育児の体験記を、4コママンガを交えてお送りします。
よろしくお願いいたします。
■
私が結婚したのは、25歳の時でした。
駆け出しのイラストレーターで、結婚はしても「子どもはまだまだいいです~」とふらふらする日々。
あっという間に月日は流れ…はや9年。
ふと、「あれ!?私、そろそろいいんじゃない!?というか子どもほしいいいいい!!!」となったんです。
34歳。出産年齢的にはもうすぐ「高齢」と言われてしまう頃。
私の中の、ホルモン的なおっさんが、「いいかげんにしいや~!」と怒りはじめたようでした。
【妊娠するには】という身も蓋もないワードを検索窓に叩き込んで、表示された記事を順に読み込みました。
「どうやら、妊娠しやすいカラダというのは、健康的なカラダのことを言うらしい。」
よしっ!夜型ゲーマー生活を朝型にして、休みの日に昼から朝までお酒飲んだり、夜中に食べる家系ラーメンをやめればいいのね?
うん、やめるやめる!やめるよ、うん、そのうちね……え?今すぐ?えー……。
じゃあなんのためにゲーマーで酒飲みでラーメン好きの夫と結婚したと?(真顔)
それ全部やめたら、楽しくないじゃないですか、ねえみなさん!(キョロキョロ、あれ、誰もいない)
夫と楽しく暮らしたい、でも子どももほしい、わがままガール(34)。
次に実践したのは「基礎体温をつける」でした。
ネットで調べると、いわゆる「正攻法」は、「基礎体温をつけて、排卵日を把握して、排卵日の二日前のタイミングを狙う!」ということらしく。
基礎体温をつける……。うう、ぶっちゃけ面倒くさそうでやってません。
排卵日は、生理と生理の間に、なんとなく気持ちがブルーになる日があるので、そうなのかな~、くらい。
そして、タイミング。排卵日当日に、ではなく、なんと!当日よりも二日前の方が、確率は上がるんですって!(精子の寿命は約3日間あるのに対して、卵子の寿命は12~24時間だから、だそうです。)
これはやべえ!ドラッグストアにGO!!
そのお店にあった婦人体温計は2,000円くらいのと8,000円くらいので、私は迷わず2,000円のほうをゲット☆
そこからは毎朝体温を測る日々。
やはり、毎月の「ブルーな気分」の日は、排卵日でした。
……そうなんです、ハッキリしたんです。
毎月毎月、私の体は、排卵日という特定ビックチャンスの日に、気持ちを落ち込ませて、なんとなく寂しくて人恋しくさせて、私を、夫に甘えたい気持ちにさせて、子作りに励めるように、していたのです!!
あああああ、ホルモン的なおっさん……!!!!
自堕落な生活をしてる私の中で、こんなにも健気に仕事してくれてたなんて……!!!
しかし悲しいかな、おっさんは知らなかったのですね。
当日よりも二日前の方が、確率は上がるということを。
「ふふふ、おっさん、もうこれで大丈夫だよ……!」
婦人体温計と体温グラフを胸に、ホルモン的なおっさんと手を取り合って、次の特定ビッグビッガービッゲストチャンス!の日に挑むわけです。
どうなる私の妊活道……。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:うだひろえ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:3歳と1歳
マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。3歳男児&1歳女児の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ流し中。
website:http://umeyon.net
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。