妊娠・出産・育児の情報サイト


破水、誘発剤、そして嘔吐・・・! 想像より壮絶だった出産体験

予定日は1月3日。

年越しをどこで迎えるのかドキドキしてた妊婦生活。

それは、本当に突然やってきました。

 

旦那の立会い希望だったので年末休みにかかるといいなと思いながら過ごし、出産準備もほぼほぼ整ってた予定日の5日前。

午前中から検診のため旦那と病院へ行き、NSTをみて、内診グリグリ。

先生からは、「このままだとお正月かな」と言われ、正月のご馳走はお家で食べれられるかな。なんて思いながら、旦那とそのままランチを食べに行き、ブラブラ買い物をして夕方帰宅。

 

ひと休みして夕飯を作り、食卓に並べ終えたところで、ん?尿漏れ?あれ?咄嗟にトイレに行き確認。

尿なら止められるはず。が、止められない。

チョロチョロ漏れる…。

破水だ…。

そして、まさにいただきます。をしようとしてた旦那に

「ダメだ!破水した!」

「え!?マジか!?」

慌てて料理にラップをかける旦那。

私はすぐに病院へ電話し指示を仰ぐと「じゃあこれから来てください」との事で、夕飯スルーで病院へ。

陣痛はまだ来ず。

 

病院に到着するとすぐに助産師さんによる内診。

「確かに破水だけど子宮口はまだ1センチくらいだからまだまだね!それより血圧が高すぎ!(上148、下99)これじゃ下から産むのは難しいかもしれないから緊急帝王切開も視野に入れておいて!今夜中に陣痛が来なければ明日先生の診察を受けてどうするか決めましょう!」

と言われ1日早く入院。

陣痛も来ないので、眠剤を飲んで休む事に。

旦那は一時帰宅して夕飯を片付けてもらう事に。

そのまま何事もなく就寝。

 

翌朝一番に診察を受けると、先生からは、

「なるべく下で産む方向でいきましょう。これから誘発剤を飲んでもらって、必要なら減圧剤も飲んでもらうかも。うまくいけば今夜中には産まれるよ。」

と言う事で9時半過ぎから誘発剤を1時間おきに服用。

最高6錠飲んでそのあとは点滴で、と言われドキドキしながら1回目。

全く何もなく2、3回と飲み、昼食ペロリ。

4回目、で陣痛らしきものが起き始め服用ストップ。

そこから30分、20分…と感覚がせまくなるにつれ痛みも増してくる…。

陣痛間隔の間ではまだまだ動けるし、喋れるし、LINEも出来るしで友達に実況中継(笑)

朝イチで来てくれた旦那に腰をさすってもらうもなんかイマイチ…。

午後の面会時間に両親と妹(経験済み)が来てくれて、母と妹が交代で腰をさすってくれると少しラクになり旦那に指導しといてもらう。

そうこうしてるとどんどん間隔が狭くなってとうとう動けなくなり横になりっぱなしで、しまいには陣痛の合間に寝る始末。

 

面会時間も終わり、母たちが帰るといよいよ陣痛もMAXに。

旦那にナースコールをしてもらうと、じゃあ一度陣痛室に来て。と言われ旦那に支えられながら病室からほぼ目の前の陣痛室へ向かう途中、猛烈な吐き気が!

喋ったら出る!と思い旦那にジェスチャーで伝えると何を思ったのかコレは??と産褥ナプキンを取り出す始末。

ダメだ!

口を押さえて陣痛室にいる助産師さんに助けを求めるとささっと受け皿を持ってきてくれてセーフ!!

そのまま陣痛室でモニター。

子宮口はまだ6センチ。

まだなの??と思いながらそのまま陣痛室で待機。

助産師さんがこれでも観て気を紛らわせてとTVをつけてくれたけどマジそれどころじゃないっす。

1人フーフー言いながら痛みに耐えてるといつの間にか隣に旦那が座ってる。

腰をさすって欲しいけどもう喋る事すら苦痛…なのに旦那ときたら

助産師さんがつけてくれたTV観ながら笑ってる…!!!!!

団扇で適当に扇ぎながら笑ってる!!!!

はぁ!?っと思ったけどもうキレる元気もない…。

ひたすら痛みに耐える…耐える…耐える…。

すると突然、急激に息みたくなって、どうにも我慢できない!!

ヤバイ!!出したい!!今すぐ出したい!!でっかいウ◯チ出したい!!

旦那に声を振り絞って助産師さん呼んで!!と言い、来てくれた助産師さんに半泣きで息みたいですぅぅ!!と訴えると、

「んー。じゃあ分娩台上がってみようか。」

と言われ分娩台に移動し見てもらうと、

「あら。全開ね。じゃあこのまま分娩開始しましょうね。準備するから待っててね。」

と言われ、サクサクと準備され、旦那も呼ばれじゃあいつでもいいよ?。と分娩開始。

 

しかし、なかなか降りてこない…。

旦那の手を力一杯握りしめ息む。イキむ。すると助産師さんが

「臍帯巻いてるねー。だから下りてこないのねー。頑張ってー。もうちょっとよー。頭見えてるからねー。」

「ハイー…。」

しかし、ちょっと陣痛が弱くなってきてしまい、酸素マスクをしながらなんとかイキむ。

「もうちょい!あとちょっと!あ!」

ズルン。出たー!!!!

「ハイ出たよー!」

2700gの男の子誕生。

 

臍帯が一周巻いてたので回旋できず中々下りてこられなかったらしい。体重も推定体重より全然少なくて、思った以上に小さくてビックリ。

立会った旦那は感動して泣いてた。自然に涙出たわ。って。最初は立ち会い拒否気味だったくせに。

分娩時間10時間。長い1日が終わりました。

 

出産後、カンガルーケアも終わり、旦那も帰宅を促され分娩台で2時間程休んで、病室に戻ろうと歩き出すと、何だかフワフワして分娩室の出口で気を失い、気付くと数人の助産師さんに抱えられ車椅子に乗せられ安静室に運ばれて、朝まで爆睡。

22時頃に産んだので翌朝6時までしっかり休ませて頂きました。

 

んー初めての出産はどんなに準備しててもいざとなるとテンパってしまいますな(笑)

ココだけの話し、旦那より母、妹のフォローが一番心強かったかもしれません。

もちろん一緒に出産を乗り越えてくれた旦那にはとても感謝してますが。

次にチャンスがあったらもうちょっと上手に産めるかな。なんて(笑)

 

血管切れるか心配だったけど母子共に無事で何よりでした。

 

ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事

【助産師監修】【母親学級・両親学級特集】お産はどう進む?その時ママの体はどこがどうなる?【助産師監修】【母親学級・両親学級特集】お産はどう進む?その時ママの体はどこがどうなる?第1回目のレッスンはお産の進み方についてです。おしるしなどの予兆から陣痛が始まり、入院、分娩までどう進むのか。また入院した後に助産師が行う子宮口の開きチェックなどは何をどう見ているのか助産師の視点から説明していきます…

著者:リックマ

年齢:33歳

子供:8ヶ月

もうすぐ育児休暇が終わる…。息子の成長が楽しくて育休延長が頭をよぎるも、そろそろ保活せねばと重い腰を上げつつあります。一年てあっという間ですね…。

息子の写真データが溜まる一方でなかなかプリントせずにいます。だって選びきれないんですもの。ズボラかーちゃんでゴメンよ。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。