私は、ふたりの男の子を出産しましたが、妊娠中の経過も、出産も、長男と次男で全く違いました。
長男の出産のときは、予定日に日付が変わった深夜、チョロチョロと破水がありました。
かすかな量で、自分がイメージしていた破水のように、ドバッと水が流れ出てくる感じではなかったのですが、念のため産院に電話をし、診察を受けました。
すると、やはり破水ということで、そのまま入院。
陣痛はなかったので、陣痛促進剤を使うことになりました。
促進剤では本格的な陣痛につながらなかったため、一旦休止し、翌日にはバルーンを使い子宮口をひろげました。
このバルーンの挿入が、思いのほか痛かったです。
このまま陣痛が進まなければ、促進剤を再度使うと言われました。
促進剤の副作用で手がむくんで辛かったので、いやだな…と思っていたら、お腹の中の赤ちゃんが気を利かせたのか、そこから急激に陣痛が進みました。
分娩台にあがったものの、急だったため準備が間に合いません。
寒気と痛みで震えが止まらない中、しばらくひとりで待たされました。
しかも、他の妊婦さんの産道で赤ちゃんがつまり、医師や助産師などのスタッフがそちらに集まって、私は、もういきんでもいい状態の激しい陣痛の中、20分我慢することに。
陣痛のがしにはテニスボールを肛門に押しあててもらうといいと聞いてやってみたのですが、それでは全く効かず、ゴルフボールで思い切り押してもらって、なんとか乗り切りました。
しかし、陣痛は乗り切ったものの、産後に思わぬ誤算が。
後陣痛や会陰切開の傷はたいした痛みがなかったのに、堅いゴルフボールで肛門をぐいぐい押したため、お尻の痛みで痛み止めの薬が必要になりました。
ちなみに、次男のときは陣痛から始まり、長男の立ち会い出産。
長男の前で格好良くしたい気持ちが働き、ゴルフボールは使いませんでした。
長男の妊娠中に通ったマタニティスイミングで習得した呼吸法だけで、激しい陣痛を乗り切りました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:neconi
年齢:38歳
子どもの年齢:6才、2才
イラストレーター。長男の出産を機に育休に入り、現在、マイペースに仕事中。2014年、自宅で幼児向け造形教室を開室。
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