夫の転勤で関西から東京へ引っ越す際にそれまで勤めていた会社を辞め、以後は自宅で出来るPC作業で小金を稼いでいました。
しかしこの「眠気づわり」が始まると、机がわりにしていたテーブルの前に座った途端に眠くて眠くてしょうがない。ほとんど吸い込まれるようにクッションに倒れ、気づけば眠りに落ちている…。ここまで激しい眠気は妊娠初期が主でしたが、以降妊娠期間中ずっと、通常より強めの眠気を感じていました。
やらなきゃいけないことはある、なのに何も出来ていない。夫は会社で働いているのに自分はただ寝てるだけ。怠けるつもりじゃないのに怠けているような、常にそんな罪悪感が付きまといました。
それだけぐっすり寝ていることをある日夫に気づかれ、慌てて言い訳しようとする私。
しかし夫は「そんなに眠いなんてどう考えても普通じゃありえない」→「特殊な状況下の特別なこと」と判断し、怠けているなどとは思わなかったのでした。
怠けてるわけじゃない、赤ちゃんと自分のために今必要なことなんだ―――そう思うと罪悪感も消え、やるべきことも無理のないスケジュールにして「眠いなら寝よう!」と思うことが出来ました。
よく周囲の理解を得ることが大事、と言われますが、夫がそう思ってくれているという事実で私自身ぐっと安心出来たようでした。
「でも寝てばかりじゃ体力が無くなるから、遊びに出ろ」という夫の言葉を受け、中期以降は積極的に時間を取って出かけたり、「しばらく好きに食べられなくなるんだから」と友人たちと美味しいもの巡りに行ったり遊びに行ったりするように。
今改めて考えても非常にストレスフリーな妊娠生活を送らせてくれて、夫には大変感謝しています。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
>>>次回のエピソード:凄まじい不快感! 「むずむず脚症候群」に苦しめられた妊娠後期
著者:内野こめこ
年齢:30歳
子どもの年齢:2歳
28歳で長男出産、長男生後六か月の時に育児漫画ブログを開始。日々子育てに追われつつ、子どもを寝かせた後の夜にごそごそ起き出してブログ用の漫画や関連連載などをちまちま描いています。
ブログ:うちのこざんまい
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。