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お産は本当に突然に!予定日2週間前の真夜中に破水。 まだ大き目のナプキンも買ってなかったのに…

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私は初めての子を37週3日で出産しました。

ご存知の通り、37週に入れば正期産で何の問題もなく出産できることがほとんど。

私はお産の時間も6時間ほどだったし、終わってしまえば、「安産」ということになるのですが…。

冷静に考えてみると、37週って出産予定日の2週間以上前なわけですよ。

基本的に自分が出産するのは、予定日前後だと思っている人が多いですよね。

私もそうでした。

それが、こんなに早く生むことになろうとは! ということで、突然の破水にテンパりまくったエピソードをご紹介したいと思います(笑)。

 

8月7日が予定日だったので「まあどんなに早くても生まれるのは8月に入ってからでしょ〜」と調子ぶっこいていた私。

里帰り出産だったので、6月の終わりには実家に帰り、ヒマヒマな毎日を送っておりました。

だらだら昼寝したり、本を読んでみたりしていたのですが、37週が近づくと、産院の先生に「もういつ生まれてもいいから、たくさん歩いてね〜」と言われました。

それまではお腹の張りも気になったので、ほどほどにしていたわけですが、その言葉を真に受けた私は、毎日散歩をすることに。

でも真夏で外は暑すぎるので、地元のでっかいスーパーを、毎日3〜4時間フラフラ歩いておりました。

 

7月19日。

その日は、近所のスーパーに飽きてしまい、電車とバスを乗り継いで1時間ぐらいのショッピングモールに出かけました。

いつものようにランチをはさんでのんびりお散歩し、帰りも電車とバスに乗って帰ったのが、17時ごろ。

それからいつも通り晩ごはんを食べて、お風呂に入り、22時ごろに夫とテレビ電話で「今日もヒマで散歩してきた〜」とダラダラ話し、布団に入ったのが23時過ぎ。

また同じように、パンパンの大きなお腹で朝を迎えると思っておりました。

ところが、深夜1時30分ごろ、お腹の激痛とともに目が覚めました。「痛っ…」とつぶやきながら体を起こし、何だか違和感があったので、そのままトイレへ。

すると、なんと赤いものが出ているのではありませんか! 「えっ?もう?」と少し驚きましたが、おしるしが来てからすぐに陣痛が来るとは限らない、とどこかで聞いた気がして、お腹の痛みもおさまったので、布団に戻りました。

その直後、今後は、ドバっと何かが出てきたのを感じました。

急いでトイレに戻ると、下着もパジャマもびっしょり濡れていて、「こ、こ、これは破水…?」とみるみる自分が青ざめていくのを感じました。

「も、もう? もう生まれるの? どうしよう? どうしよう?」と1人トイレでブツブツ言いながら大騒ぎ。

親に知らせようにも恐らく破水しているから何だか立ち上がれないし、何せこの日はまだ予定日の18日前。

あんなにハウツー本で「破水から始まることもあるので、大きめのナプキンを用意しておきましょう♪」と読んだのに、まだ時間があると思って買っていなかったのです…。

入院の準備もまだまだ足りないものがあったし、「そういえばあれも買ってない」とか「そうだ、夫に知らせなきゃ」とか、いろいろなことが頭を駆け巡りました。

でも、5分ほどすると「そうか。ついにその時が来たのだな」と妙に納得。

ここで私は覚悟を決めました。

そうこうしているうちに、母が異変に気づいて起きてきてくれたので、とりあえず、下着を着替えて、家にあったナプキンを当てて、バスタオルを敷いて座り、病院に連絡。

「明らかに破水なのですぐ来てください」と言われ、バスタオルをオムツのようにして手で抑えながら(パニックなので恥ずかしいとかは特になし)急いで車に飛び乗りました。

車中で夫に電話すると、電話口で「???」となっているのがわかりました。

何せ数時間前まで普通にテレビ電話して、くだらない話をしていた妻が、「破水した。たぶん陣痛も始まった…。痛い…」と連絡してきたわけですから。

お産は突然始まると頭ではわかっていても、本当に何の兆候もなかったので(結局私はおしるしも前駆陣痛もなかった)それはもうびっくりしていました。

 

私の実家まで新幹線で2時間。

夫は仕事をすべてキャンセルし、始発で来てくれて、無事に立ち会い出産もできました。

破水から始まると陣痛が遠のくこともあると聞いていましたが、順調に5分間隔になり、7月20日の15時59分、無事に出産に到りました。

 

今でもあの深夜のトイレでのことを思い出すと、ドキッとするほど、人生でベスト3に入るぐらいビビった瞬間でした。

産院の先生にも言われましたが、私の場合、毎日散歩していたのがかなり効いたようで、予定日からこんなにも早く出産することに…。

お産は本当に突然始まるものなのだなぁ、と身をもって実感しまくりのお産体験でした。

これから出産する皆さんも、くれぐれも入院の準備などは早めにしておくことをおすすめします!!

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著者:野々山幸
年齢:36歳
子どもの年齢:3歳3カ月(娘)&1歳1カ月(息子)

ライター。芸能インタビューから美容・健康、恋愛、結婚、育児に至るまで、『女性が興味のあること』をテーマに書き続けて早15年。この4月から子どもたちが保育園に入園。2人育児と仕事の両立にてんてこまいな日々。写真は、子どもたちが生まれた時の体重&身長サイズの“おしんこけし”です★

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