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そんなに私の乳首ダメですか…。次々訪れる看護師さんに「短い」と心配された私のおっぱい事情

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妊娠する前は、妊娠したら母乳は勝手に出るものと思っていた私。

ところが、妊娠してから先輩ママの話をいろいろ聞くうちに、そうでもないらしいということがだんだん分かってきました。

「出なかった」派の先輩達いわく、「ぱんぱんに張るけど出なくて乳腺炎になった」「母乳のプレッシャーで産後うつになった」「乳管を開通させるためのマッサージは陣痛よりきつかった」

「出た」派の先輩たちは、「昼も夜も一時間おきの授乳で死にそうになった」「張りすぎておっぱいが四角くなった」「子どもの噛み傷で乳首がズタボロになった」

ええー……どっちにしてもつらい話ばっかりなんですけど……

出産前から担当医の指導でおっぱいマッサージを続けていたものの、いずれ始まるかもしれない母乳生活をかなり恐れつつ臨月に突入。

実際に母乳が出だすのは産後3日目くらいからということで、とにかく産んで出してみないとどうなるかわからないよね、と思っていたのですが、産前健診で「母乳が出るのか不安で……」と相談したところ、助産師さんがおっぱいをチェックして一言。

「乳首が短いねー。これは、赤ちゃん吸いにくくて苦労するかも」

乳首が?短い???

そもそもわりとカップサイズもあり、デコルテのボリューム感にはひそかに自信があった私。

これまで胸を褒められたことこそあれ、乳首を云々されたのはこれが初めて。

そうなんだ、私の乳首、短いんだ……

とひそかにショックを受けているところに、さらに「ただ、吸わせてるうちに伸びますからね~。まずは吸わせる練習からですね」

の、伸びる!?

マンガのキャラかよ!と思わず突っ込みたくなるダメ押しが。

私の乳首、どうなっちゃうの……と、さらにビクビクしながら母乳が出る日を待つことになったのです。

 

長時間の分娩の末に吸引処置で誕生した我が子は、生後しばらく保育器に入っていたため、授乳も看護師さん任せ。

すぐにおっぱいをあげなくてよくてほっとしていました。

 

が、産後2日目から、看護師さんによる毎日の回診におっぱいチェックが入るのです。

朝と夕方、時には昼間にも、入れ替わり立ち替わり看護師さんがベッドにやってきて

「おっぱい見せてくださーい」

乳房や乳首を揉んでは「痛くないですか?」「おっぱい出ましたか?」とチェックしてくれ、そしてどの看護師さんも「乳首の形が……」と暗い顔に。

そうですか、そんなに私の乳首ダメですか、と思わず私も暗い顔に……それにしても、こんなにいろんな人におっぱいをさらし、乳首の形を心配されているなんて、産前には想像もしなかった事態。

なんだかシュールすぎて、悩むというよりももはや笑えてきました。

 

それでも、生後3日を過ぎるとおっぱいがカチカチに張り、熱を持って痛いほどに。

深夜の回診で触ってみた看護師さんが「これはヤバイですね。痛いでしょう?搾りますね」と、乳首をぐりぐり揉んでもらううちに、やっと乳首の先に母乳が滲み出ました。

その量、両胸でわずか10㏄ほど。

看護師さんには「よくがんばりましたね!赤ちゃんが保育器から出てくるまで、決まった時間に搾るようにして練習しましょうね」と言われたものの、あまりの母乳の少なさに呆然としてしまいました。

しかも、いざ保育器から出てきた我が子に吸わせてみると、やはり哺乳瓶の乳首とは全然違う短い乳首に上手に吸いつけるはずもなく、おなかをすかせた息子はギャン泣きで徹底拒否の構え。

看護師さんの指導で、哺乳瓶のゴム乳首を乳首に当てて、ゴム乳首を通して母乳を吸わせるということもやってみましたが、それでも5分が限度。

初乳は哺乳瓶に溜めて飲んでもらいましたが、息子の吸いつきは一向に改善せずに退院の日を迎えました。

 

母乳の出は、赤ちゃんが吸ってくれることで改善されるそうで、産後1、2ヶ月経ってやっと量が出るようになるということもあるそうですし、ある日急に赤ちゃんが吸ってくれるようになることもあるとか。逆に吸わせていないと、次第に母乳は出なくなっていくようです。

私自身は特に母乳育児にこだわりがなく、吸ってもらわないとおっぱいが張って困るということもなかったので、息子がミルクをよく飲んでくれるのをこれ幸いと早々に白旗を上げてしまいましたが、「母乳を出す」「おっぱいを飲ませる」ことがこんなに大変だとは思いもしませんでした。

先輩ママの一人に「母乳は赤ちゃんとの共同作業だから!」と言われましたが、本当にその通りだと思います。

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著者:中村ユイ
年齢:36歳
子どもの年齢:0歳1ヶ月

アパレルメーカーを中心にマーケティング・プロモーションの制作担当としてキャリアを積み、WEBメディアの編集者に。仕事一筋の人生を送る予定が奇跡的に結婚。順調に妊娠までしてしまい、当初の予定とのあまりの違いにおろおろする日々。妊娠してみて、一番辛かったのはお酒が飲めないこと…。

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