新生児の服や肌着は出産前から用意しておかなくてはならない。当たり前のことだけれど、赤ちゃんははだかで生まれてくるから。
妊娠中に用意した赤ちゃん服は、短肌着、長肌着、スナップを留め変えることでカバーオールにも裾の開いたベビー服にもなるツーウェイオールをそれぞれ何点か。
出産予定日が9月とまだまだ暑い季節だったので、先輩ママさんからは「クーラーのガンガンにきいた室内とかでなければ、昼間は短肌着だけ着せとけばじゅうぶん」と聞いていたけれど、新生児を育てるなんてなにしろ初めてのことなので、念のためあれこれ買ったりおさがりをもらったりしていました。
赤ちゃん肌着で衝撃的だったのは、縫い目やタグが全部外側向いていた事。
赤ちゃんのお肌はとっても弱いので、少しの刺激でもなくすためにあえてそうなっているのだとか。
や~さ~し~い。
そういう優しさ、自分が赤ちゃんだった頃もあったのだろうか。
出産前の里帰り中、実家で新品の肌着をのり落としのために洗濯したとき、私の母が肌着をすべて裏っ返しにして畳んでいたけれど。
もう育児のあれこれ忘れちゃってるんなら育児面でのサポートあまりあてにできない。
そうそう、おろしたての新生児服は一度水通しをするというのも知らなかった。
私は肌着やベビー服一式と、お下がりでもらった布おむつもすべて天気のいい日に一旦水に通して、一気に干した。
物干し場にちっちゃい服とおむつがズラーッと並んでお日様の光を浴びてはためいている光景は、「うちにもうすぐ赤ちゃんが来るんだなぁ」という実感が沸いてきてうれしかった。
それから悩ましかったのは、退院時に着せるベビードレス。
ダンナのご両親がセレモニードレスを買ってくださると言うのだけど、実は病院から帰る時におしゃれをするという意識はなかった。
家までの移動だけなのだから、別にめかしこむ必要はないっちゃないのだけど、やっぱりひとつの節目というか記念なので、おしゃれして病院を出るのもいいかなと思い、一緒に百貨店のベビー用品売り場へ。
店頭に置いてあるフォーマルベビー服はレースフリフリの乙女チックなものばかり。
生まれてくるのは男の子だというのはわかっていたので、兼用であるらしいけどあまりかわいらしいのは抵抗が…。
しかも値段を見たら、え、1万5千円!?
た、高…!絶対ほとんど着ないのに…!
結局、その日は同じレースフリフリでもベビー服ではなくおくるみとスタイを買っていただき、着せる方はゆっくり探す事に。
最悪、普通の服でもゴージャスなおくるみとスタイを装備すればさまになるだろうと…。
その後、「通販ならあるよ」と義姉におしえてもらい、ネットやカタログで調べてみるとベビータキシードなるものが!
しかもかわいい!
こういうのを望んでいたんだよ~と早速購入。
後に正月用の羽織袴風ベビー服もやはり通販で。
産後はあまり買い物にも出られなくなるので通販かなり重宝しました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:前川さなえ
年齢:35歳
子どもの年齢:9歳と6歳
2003年結婚と同時にフリーのイラストレーターに。 長男妊娠時、お腹が日々大きくなっていくのがうれしくて ブログを始め、現在も奮闘真っ只中の育児ネタを発信!
ブログ/ぷにんぷ妊婦~育児編~
書籍/ぷにんぷかあさん(マイナビ)、5歳だって女。(KADOKAWA)
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