以前も書きましたが、妊娠判明後から、絶望しかなかった「2人目の保活」。
私はフリーランスなので育休はないので、産休終了後(生後57日)から、働くことになります。
(まあ実際は産休中も仕事しているのですが、ここでは置いといて)
しかし、生後57日から子供を預かってくれる保育園というのは、少ないです。
加えて、出産予定日は1月。産休明けは3月。年度末。
あと少しで進級するという時に、保育園に空きって出るもんでしょうか。
出たとしても、空き待ちの順番もあるので、うちの子が入れる可能性というのは……絶望。
もしそれで、下の子が、保育園に入れなかったら。
私は「働いてない」ということになり。
認可保育園に入ってる上の子は、退園になります。
先生!!
いーみーがーわーかーりーまーせーーーーーーーん!!!
私、仕事あるんですよ!
上の子は保育園行ってるんですよ!!
それで、下の子が、保育園、空きがなくて、入れなかったら?
上の子退園……!?
となったら私は育児に専念、仕事は廃業……!?
う、うちの家計どうなるの?
無計画に子供作った私がいけないんですかね!?
いけないんですかねーーーーー!?
なんて怒りつつも、「いや~、この、少子化をなんとかしようって言ってるご時世で、そんなわけないですよね☆」と半笑いの白目でニヤニヤしながら、大本営(役所の保育園窓口)に乗り込みました。
季節は10月。戦場(窓口)は、来年度の保育園入園についての案内で、とても混雑していました。
「お待たせいたしました、ではご説明いたします、こちらが来年度の入園申し込み書類で」
と言われ、
「違います。年明け3月からの入園希望です」
と私が言った時の、係りの人のお顔ったら。
淡々と、過酷な現場を告げるうちに、係りの人も「そ、そうなります…ね…」と、混乱する始末。
困らせるつもりはなかったんですけどね。
でも、ほんと。そうなりますよね。
結果、私の場合は、「入園希望日の前月1日に申し込みをする」らしく。
4月からの申し込みは10月から受け付けるのに、3月からの申し込みは2月にやるって、うん、今何年何月?
「でも、申し込みしても、入れる可能性って、低いですよね?」
「……そうですね、すでに待機児童がこれだけいますので(書類ピラッ)、念のため4月からの入園申し込み書類、お渡しいたしますが」
「でも、3月の時点で入れなかったら、上の子退園になっちゃんですよね」
「………」
「そうしたら、今から、上の子下の子両方とも4月入園の申し込みするんですかね?」
「………」
「でも上の子は今在籍しているから申し込みできないですよね?」
「……そうなります、ね」
疑問をぶつけているうちに、なんだか、申し訳ない気持ちになってきました。
「わかりました。とりあえず、お腹の子が生まれて、1ヶ月健診終わったら、また来ます」
認可保育園、認可外保育園、とにかくもらえる資料はもらいまくって、退陣しました。
そうして、うちの運命は、生まれてからの行き当たりばったり戦術に頼らざるをえなくなったのでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
>>>次回のエピソード:地獄を抜けた先にあったものは、悪あがきの日々!?つわりの終わりに始まるもの
著者:うだひろえ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:4歳と2歳
マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。4歳男児&2歳女児の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ 流し中。
website:http://umeyon.net
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