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産前産後ママのカラダの調子をととのえる、デトックス「お粥」生活のススメ by 麻生玲菜

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妊娠~出産とカラダが変化する時には、胃腸の調子も変わってきます。カラダの調子をととのえたいと思ったら、1日1食お粥生活にしてみてはいかがでしょうか?

 

永平寺などのお寺では、毎朝お粥を食べる習慣があります。経典の中にもお粥には「10の功徳」があると書かれています。

 

1:肌艶を良くする

2:気力が増す

3:長命に

4:食べ過ぎにならず

5:血行を良く

6:胸やけもせず

7:風邪にかからない

8:空腹をおさえ

9:のどの乾きを止め

10:便通が良くなる

※粥有十利(しゅうゆうじり)より

 

ほっこりと温まるお粥は、まさに良いことづくし!さらに穀物の栄養素も丸ごと摂りたいのなら、玄米で作る「玄米粥」がオススメです。

 

玄米は、収穫した稲米から籾殻(もみがら)だけを除いたものです。玄米から糠(ぬか)と胚芽(はいが)を除き、胚乳(はいにゅう)のみにしたのが白米です。

玄米>三分つき米>五分つき米>七分つき米>胚芽米>白米の順に精白するほどビタミン・ミネラル・食物繊維が削られていきます。できれば玄米に近い状態で食べる方が、栄養的にはオススメです。

 

【じっくり作る玄米粥】

【材料】(約5食分)

玄米 1合<研いでおく>

水 1ℓ

塩 小さじ1/3

【作り方】

鍋(土鍋)に材料を全て入れ蓋をし、蒸気が上がるまで加熱し(強火5分程)、その後、火を弱めて玄米がやわらかくなるまで炊いて完成!(1~2時間)

 

毎食ごとにお粥を炊くのは面倒ですが、スープジャー等の保温容器を使えば、放置するだけで美味しいお粥が出来上がります。

 

【スープシャーでつくる、ほっとくだけシンプル玄米粥】

【材料】(1人分)

玄米ごはん:お茶碗半分(100g程度)

お湯:200ml

塩:ひとつまみ

【作り方】

材料を全てスープジャーに入れ、2時間ほど置いて完成!

 

朝ごはんに食べたいときは、寝る前に準備してもOKです。保温容器にいれておけば、子どもが寝ているわずかな時間を見計らって、熱々を食べることも可能ですね。しかも保温力だけで調理するので、電気代も節約できてエコです。

 

お粥は、米が膨張するので、実際には少しの米量ですがたくさん食べているように感じられます。満腹効果があるので、産後にはデドックスに加えてダイエットの効果が期待できますよ!

 

お寺で取り入れられているお粥は、カラダの調子をととのえ、ココロもスッキリ整えてくれるリセット飯です。1日のうち1食をお粥に変えて、快調な産前産後生活のリズムをととのえてくださいね。

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著者:麻生怜菜
年齢:33歳
子どもの年齢:1歳

長崎県生まれ。全国を転々とした幼少時代を過ごし、旅行好きの両親の影響もあり47都道府県全ての地域食材、郷土料理を食べて成長する。
大学卒業後、営業職を経験。結婚後、旦那さんの実家がお寺であったことをきっかけに、お寺行事食に関わり、伝統的な和食に興味をもつ。
日本の伝統食、特に精進料理の考え方や調理法、食材などに感銘を受け、伝統的な調理法や食材を、現代のトレンドと融合した食文化の発信する場として、2011年より「あそれい精進料理教室」を主宰。

2015年より料理教室応援サイト「 #FunCookingLab in the Kitchen」代表。 

・HP
あそれい精進料理教室 
#FunCookingLab in the Kitchen 

・ブログ
麻生怜菜オフィシャルブログ「寺嫁ごはん」

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