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ガルガル期、義母や実母の手伝いが”余計なお節介”に見えたら…その時夫と自分がすべきこと3つ

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こんにちは、斗比主閲子です。

出産後はしばらく気が張っていますよね。そんなときに気になって気になってたまらないのが、義母や実母による育児への関与です。もちろん、本人たちは産後大変だろうと善意でやってくれているところもあることは分かっている。こちらとしても感謝の気持ちはあるし、口では「ありがとう」とも伝えている。だけど、どうしてもどうしても義母や実母が子どもに接しているのを見ていると、ちょっとしたことが気になって気になって堪らなくなることがある。

こんな風に、出産後、周りのちょっとしたことに敏感になる時期をガルガル期と呼ぶネットスラングがあります。動物が子どもを守るときに「ガルル……!」と吠えるイメージから取ったんでしょうね。言い得て秒だと思います。頭では冷静になろうと思っても、ついつい気になって、イライラしてしまう。

 

1.まずは夫が盾になる

我が家では、こういうとき、まずは夫が妻の盾になるようにしていました。義母や実母が育児について何かしてくれそうなときは、まずは夫が話を受けるようにするというもの。

産後の疲れが残っていたり、慣れない授乳や育児やなんだで、妻はただでさえ疲れ果てている状況ですから、その上で誰かの相手をするのは大変です。義理の家族は気を遣うし、実の家族は気を遣わないで一気に距離を詰めてくるから、相手をするとさらに疲弊しがち。

ということで、育児について一家言があり、手伝おうとしてくれることが多い、義母はもちろん実母についても、窓口を夫に集中させることで、妻の心を乱す要素があまり増えないようにしていました。

ただ、子どもが産まれていきなりバトンタッチというのもやりにくいので、出産直前の連絡あたりから夫に窓口を集中させてましたね。

 

2.それでも手伝ってもらうときは見ざる・聞かざる・言わざるで

窓口を一本化したところで、では、実家や義理の実家からの育児の手伝いについてまったく否定するかといえばそうでもありません。夫視点で見たときに妻がもう限界になっているように見えることもあるし、夫婦ともに疲弊しきっていることもある。好意をすべて否定するものでもない。

我が家は二世帯住宅で、義母としても何かできることはすると言ってくれていましたから、手伝ってもらうことになりました。ただ、事前にある程度こちらの育児方針を伝えてからは、義母や義父が何をしているかは見ないで、聞くこともなく、こちらから口も出さないようにしていました。

見てしまうと心が乱れるんですよね。ついついあら探しをし始めてしまい、思ってもいない厳しい言葉をかけたくなってしまう。「ありがとう。じゃあ、任せるからね」と育児を任せてしまってからは、一切確認しないことで、心がささくれ立つのを防ぎました。

 

3.求めていないアドバイスには夫がググって対処

しかし、それでも、実母や義母からの積極的なアクションがあれば話は変わってきます。例えば、「母乳が出てないから体重が少ないのではないか」「お尻がかぶれているのはオムツが合っていないのではないか」「日光浴のために子どもを連れて散歩に行ったほうがいい」などなど、こちらが求めてもいないアドバイスを善意でしてきます。しかも、そのアドバイスは、祖父母が子育てをしていた当時のものであり、現代で言われているものとは違うものがあったりする。

今では祖父母手帳みたいなものが自治体から渡されることもあるのでしょうが、私の頃はそれほどメジャーでもありませんでした。

 

そのアドバイスが古いか新しいかは、疲れ果てている妻としては判断能力も乏しいため、ついつい「私のやり方が悪いのか」と考えてしまいがちです。ということで、我が家では、この種のアドバイスが実母や義母からあれば、それが妥当なものであるかを夫がゲートキーパーになって、最新の育児書を確認したり、専門家や論文で言われていることをGoogleで検索したりして、仕訳けしていきました。

 

おわりに

相手が善意のつもりだからこそ、しかも、実際手伝ってもらうと楽になる部分があるからこそ、実母や義母への対応って難しいんですよね。こちらの気持ちの問題もあるから。

ということで、我が家では、育児の方針を夫婦で確認しつつ、妻を実母や義母の善意の矢面に極力立たせないようにすることで、産後すぐの大変な時期を乗り越えました。

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斗比主閲子
プロフィールは『1976年10月3日生まれ、福岡県出身。旧帝大卒業後、一部上場の家電メーカーに就職。外資系含めて何度か転職した後、現在は某企業のIR部門に所属。2.5世帯住宅で、X人目の子育て中……』ということになっています。

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