僕が主夫になってしばらくして、こんなやり取りがありました。
喧嘩、というほどのことではないのですが、二人の育児に対する姿勢や考え方にズレが生じていたようでした。
妻としては、やはり男の僕が赤ちゃんの子育てをする、というのが当初不安だったようで、結構いろんな”指導”がありました。
実際、僕の方がいろいろ手際は悪かったので
今振り返ると「そりゃ心配するよなあ」、という感じなのですけど。
ただありがたかったのは、こういった僕側の主張もきちんと聞いてくれて、
僕に任せてくれるようになったことです。
お互いこの時は大きな役割意識の変化がありましたが、
わりとすぐに慣れて、妻も
「考えてみたら私も初心者なのは同じ。
さすがに死なせるようなことはないだろう」
なんて言ってました。
しかし、こうやって考えが変わった後の妻の徹底ぶりはある意味すごかったです。
僕がキッチンの流しを片付けるのが遅くて、夏場に汚れた皿にカビが生えようとも、
ゴミをまとめるのが遅くて、ゴミ箱から強烈な異臭が出ていようとも、
全く手を出しませんでした!
ここで手を出してしまうことは
”シュフである僕の仕事を奪ってしまう、責任を持つチャンスを奪ってしまう”
と考えたのです。
妻の徹底した役割分担意識の結果、
自身が育児に対してハッキリとした責任感を持つことができるようになりましたし、
ちょっとしたことで妻に頼るということも少なくなりました。
この話をママ友さんにするとよく
「えー!絶対無理!私なら手を出しちゃう!家が汚いのは嫌だ」
と言われます。
確かに汚いのを放置するのって、かなりの根気が要りますよね笑
難易度は高いかもしれませんが、少なくとも僕は
このやり方で大きく行動を変えることができました。
パートナーと家事分担が上手くいかなくて悩んでる方は、この
「任せた仕事は最後まで任せる」
という妻のやり方を参考にしてみてはいかがでしょうか!?
著者:ムーチョ
年齢:36歳
子どもの年齢:8歳と6歳
東京都在住。元テーマパーク系企業の人事でしたが、体調不良のため退職、その後いろいろあって現在専業主夫をやってます。主夫業の合間に描いた育児漫画ブログが注目され、漫画ブロガーとしても活動中。育児雑誌の連載なども。記事は娘たちが小さい頃の体験談です。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。