妊娠7ヶ月で、まさかの夫の単身赴任。
1人の生活で不安と寂しさはありましたが、妊娠中は特に問題なく過ごしていました。
39週に入っても産まれる気配はなく、周りの人からも、
「まだ全然お腹下がってないね」
と言われてました。
予定日の前日、ショッピングセンターでぶらぶらしていると、なんだか定期的に水っぽいものがちょろちょろと出てくるような…。
歩く振動で出てくるので、家に帰り病院に電話。
念のため来てくださいと言われて入院のセットを持って病院へ。
検査してもらうと「破水じゃないねぇ」ということで一旦帰宅。
その時から痛みはありませんが、なんとなくお腹が10分おきくらいにぎゅーっとなる感覚はありました。
ご飯を食べ、ソファでウトウトしているとバシャーっと水が出る感覚が!
それが夜の12時過ぎ。
これこそ破水だ!出血もあるしと、慌てて病院へ電話し、再び病院へ。
検査してもらうと、
「やっぱり破水じゃないねぇ。子宮口もまだほとんど開いてないよ。でも、時間も遅いし1人だし(旦那は単身赴任中)入院してく?」
と言われて、念のため入院することにしました。
その時間が2時頃。
「初産だしゆっくりだと思うから旦那さんには連絡まだいいかもねぇ」
と言われてたのもあり、入院のことだけ伝えました。(寝てたので電話もでず…)
少しお腹が張るような~くらいの感覚はありましたが、機械をつけてみてもらうと、
「陣痛っぽいのはあるけど、まだまだ全然弱いから朝帰るようだね」
と言われていたので、まだまだ余裕な気持ちでいました。
ところがそこからがら早かった。
急にものすごい痛みが5分感覚で襲ってきてトイレに行くのもやっと。
でも、初めての出産の私は、さっき助産師さんに言われた「まだまだ」という言葉を信じきってしまっていたので、これはまだ本格的な陣痛じゃないんだと言い聞かせてひたすらひたすら冷や汗をかきながら我慢してました。
痛みが来るたびにお尻を必死で抑えてました。少しは和らぐような感じでした。
経験したことのない痛みに、歯を食いしばって耐えること4時間。
明け方助産師さんがきて「どう~?」と聞かれたときにはもう限界!
もう何かでてきそうと訴えると慌てて子宮口と陣痛のチェック。
助産師さん「え!もうこんなに!?若いのねぇ!2人目気をつけて!」と慌てて分娩室へ。
そのときにはもう全開でした。
途中トイレでは立ち上がれなくなり、お尻も自分で拭けず、パンツも上げられず、助産師さんに全部やってもらいました笑。
痛すぎて恥もなにもないですね。
分娩台へ上がってからは50分。
9時前に産まれました。
展開が早すぎて旦那さんも間に合わず。
結局、2回とも破水じゃなかったようですが、家に1人なので、入院できるきっかけがあって本当にラッキーでした。
でも、あの水がバシャーっと出る感覚、あれはなんだったのか…。
初めての出産、夫の単身赴任、1人で大丈夫かな?と心配でしたが、何にも考えてる間もなく産まれたので、流れに身をまかせるのが一番だなと思いました。
ちなみに、産む痛みはもうすっかり忘れてしまいましたが、陣痛は忘れられません。
でも、それ以上にとっても可愛い我が子に会えたのは本当に幸せです。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ちぃ
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