こんにちは、pikaです。2歳の双子男児を育てています。
双子を授かるまでのお話。前回は、生理不順から排卵障害がわかるまでのお話でした。
今回はその後の妊活のお話です。
基礎体温はあいかわらず一相性だったものの、ホルモン剤で順調に生理をおこすことができるようになったわたし。
「自分は妊娠しにくい体質かもしれない」という自覚もあり、結婚後すぐに妊活をはじめることにしました。
子供がほしいことを主治医に告げ、それまでの「生理をおこす」だけの治療から一転、「排卵をおこす」治療へ。
内服薬は「黄体ホルモン剤」から「排卵誘発剤」へと変わり、試すこと数周期。
なんと、人生初の高温期が!
「ああ、これが高温期なんだ」とはっきりわかった瞬間でした。
高温期がみられるようになったものの、通院と仕事の両立は難しく。
本来であればエコーで排卵日を推定しタイミングをとるのですが、受診ができなければ自己判断にたよるしかありません。
とはいえ、わたしの生理周期は「黄体ホルモン」を内服しなければ2ヶ月ちかくかかることもあり非常に不規則。
基礎体温の上昇もはっきりしない月が多く…
そこで利用したのが、市販されている『排卵検査薬』でした。
排卵検査薬は毎日決まった時間に使用することで、排卵をうながすホルモンの上昇を検知することができます。(ホルモンが上昇し始めてから1~2日以内に排卵がおこります)
通院のできないわたしにとっては、排卵を知るための唯一のツールでしたが…。実はこの検査薬、妊娠検査薬とは違いドラッグストアの普通のレジでは買うことができません。
医療用体外診断用医薬品にあたるため、薬剤師さんの常駐する調剤薬局でなければ買うことができず。当時は購入の際に、対面しながら必要事項を紙に記載する必要がありました。
月に1度のことですが、毎回となるとやはり手間がかかり。在庫も少ないため必要数が揃わず、調剤室のあるドラッグストアをハシゴしたことも…。
そのうち海外サイトを通じて個人輸入するようになり、対面せず買えることで気持ちのうえでも楽になりました。
国内製の排卵検査薬を通販で買うことはできませんが、海外の輸入代行サービスを使えば個人でも郵送してもらえます。(日本製品を扱っており、サイトも日本語なので見た目には普通の通販と変わりありません。)
こうして毎月、排卵検査薬とにらめっこする日々が続きました。
通常であれば生理予定日の17日前からはじめる排卵検査薬。
当時、早いと30日くらいで生理がくることもあったので、短い周期に合わせて検査を開始していました。
けれども、なかなか陽性にならず検査続きになってしまい、気づけば検査薬の空き箱でゴミ箱がいっぱいになっているということも…。
陽性になってもピークがはっきりしない周期もあり、排卵障害をかかえての自己タイミングはかなり難航したのでした。
ちなみに2016年現在、排卵検査薬はOTC化の流れが進んでおり、いずれ一般用検査薬として店頭に並ぶ日が来るかもしれません。
妊活女性にとって、有益な情報を与えてくれる排卵検査薬。もっと入手しやすい世の中になると良いなと思います。
>>>次回のエピソード:減量、温活、ゲン担ぎ、呪文…。夫婦二人三脚で頑張った妊活期のアレコレ
著者:pika
子どもの年齢:2歳双子
1981年生まれ。医師。2012年、妊活の記録のため「ピカ待ちブログ」を始める。その後、体外受精を経て一卵性双胎を授かり、2014年5月に双子を出産。双胎妊娠・出産の記録である「続ピカ待ち☆MD twin DIARY」を経て現在はツイッターやブログなどで双子育児の様子をお送りしています。
ブログ:「ふたご絵日記」
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