三男のお散歩コースに「線路沿いで電車を見学」というメニューが追加されました。
次男をバス停で見送ったその足で電車を見に行くのが日課となってきています。
長男と次男、それぞれの電車夢中期にも毎日同じ場所へ通っていました。
当時は電車に釘付けの息子に「早く帰ろうよ〜」「もう充分見たじゃん」「電車の何がそんなに面白いの?」と、そんなことばかり言っていました。
この頃は要領も悪く手の抜き方もヘタクソで、家事と育児を両立させることがなかなかできず、お散歩に出ても一刻も早く家へ帰り少しでも家事を進めたいといつも焦っていたように思います。
そして現在。
食べっぱなしの食卓、敷きっぱなしの布団、干しそびれた洗濯物、出し忘れた猫の餌(←気の毒)
当然気になりますし、今すぐ帰ってどうにかしたいと思います。
けれども子どもと過ごす時間は本当に一瞬でとても愛おしいものだと知っている今、投げ出してきた家事よりも三男との時間を優先したい。
そして私は決心するのです。
今日は三男の電車見学タイムにとことん付き合う日にしてしまおう!!と。
何も一緒になって電車に夢中になる必要はありません。
三男が心ゆくまで電車を見、満足するまでそっと寄り添っていればいい。
そんでもって寄り添いながらアレコレ思いを巡らせるのが、これまた楽しい。
午後の家事の段取り、今日の夕飯のメニュー、絵日記のネタ、1000万円の資産運用(妄想)
三男は電車をたくさん見ることができて幸せだし、私も空想上の1000万円でいい思いができたので大満足です。
自宅に戻ると目を覆いたくなるような現実に立ち向かわねばなりませんが、それは覚悟の上なのでどうってことありません。
主婦としての立場が危ぶまれない程度に手を抜きをつつ、子どもと徹底的に遊ぶ時間を毎日少しでも作ること。
それが私なりの育児と家事を両立させるちょっとしたコツなのかもしれません。
今日も三男ととことん遊んだので午後の家事は山積みですが、そこは夕飯を手抜きして帳尻を合わせます。
そんな生活も今だけのことですもの。
今だけと割り切って、今だけしか味わえない子どもとの時間を楽しんでいきたいと思います。
>>>次回のエピソード:無いものねだりでなく、あるもの満足を。名刺大のハゲができて学んだ、ゆる育児のすすめ
著者:マルサイ
年齢:37歳
子どもの年齢:6歳・4歳・1歳
子どもたちが寝静まった後の大人のゴールデンタイムに描いた絵日記をインスタグラムに投稿するのが最高の娯楽。趣味は田んぼの生き物を観察すること。
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