初めまして、ユーラシアと申します。
2015年4月に男の子を出産した専業主婦です。
早速ですが、私は結婚した当初から「子供が欲しい」と思っていました。
実際に妊娠したのは結婚3年目だったのですが、
新婚当時は早く子供を授かるべく基礎体温を測ったり体調を整えたりと
いわゆる"妊活"を自分なりにやっていました。
子供を積極的に作ろうと思った人がまず最初に意識するのは「基礎体温」ではないでしょうか。
いえ、皆さんがどうかは分かりませんが、私はそうでした。
基礎体温は、朝、目が覚めたときにそのままの体勢で計測するものです。
まずはトイレに行ってから……とか、顔を洗ってから……では正確な基礎体温にはならないため、
前夜のうちに体温計を枕元に置いておき、目覚めたらすぐに計測する必要があります。
しかし「基礎体温を測る」というのは、思った以上に難しいものでした。
体温を測るのが難しいって、そんな人間が妊娠したところで育児なんかできるの?
ナマケモノなの?と呆れられてしまうかもしれませんが、
これがけっこう大変なんです。本当です。
ということで、『ここが大変だよ!基礎体温』と思うポイトをご紹介します。
<難易度1 規則的な計測が難しい!>
私の夫は勤務時間に幅があって、早朝4時に起きる日もあれば、午前9時頃までまったりしている日もあります。
私もそれに合わせて起きていたため、計測時間がどうしてもバラバラになってしまうのです。
基礎体温は現代のワークスタイルに適していないのでは? 一体誰がこんなシステムを考えたのか? と
一人憤った朝もありました。こればっかりは人間が生き物である以上、仕方ありません。神よ。
<難易度2 そもそも規則的な睡眠が難しい!>
私はロングスリーパーで8時間はぐっすり寝たいタイプなのですが、
夜中にちょこちょこ目を覚ましたり、早朝にトイレに起きることがよくあります。
夜23時に寝て、深夜3時に一旦目が覚めてしまった場合、これは計測すべきなのか?
眠りについた後、数時間もしない内にトイレに起きた場合、翌朝の計測結果に影響はあるのか?
と、私の基礎体温ライフは常に「?????」が頭上に浮かんでいました。
今思えば、そんなに悩むならもう病院で指導して頂いた方がよかったのかも。
でも病院に行くのってなかなかハードルが高いですよね(決して私がナマケモノだからではありません)。
<難易度3 体温計をくわえたまま意識を保っているのが難しい!>
基礎体温計は機能も値段もピンキリですが、私は一番シンプル(つまり一番安い)ものを使っていたため
結果が出るまでに数分かかります。起き抜けの、まだ「う〜んムニャムニャ」という状態で体温計を口にくわえ、
そのまま待機するというのは結構な難易度です。
私は"二度寝"という人類の敵に打ち勝つことができず、いつの間にか体温計をポロッと落として、そのまま数時間意識を失ったことが何度もありました。
反対に、体温計をくわえ続けなければ……!という意志の強さのあまり
二度寝の間ずっと体温計をギリギリ噛み続けていたようで、起きたときには歯形がついていたことも……。
<難易度4 記録をつけるのが難しい!>
先述の通り、私の使用していた基礎体温計はシンプルなものだったので、
体温を記録するような機能はついていませんでした。
枕元にメモ用紙を置いていたのですが、毎回ミミズの這ったような文字が書かれており、何と書いてあるのか分からないこともあった程です。
私は「起き抜けの人間に大事な仕事を任せてはいけない」という重要な教訓を得ました。
<難易度5 思い通りにならない基礎体温に冷静さを保つのが難しい!>
これが最も難しい点です。
基礎体温は排卵期などの周期を知るために測るものですが、妊娠しているかどうかの大きなヒントにもなります。
妊娠していれば高温期が長く続くはず……と期待を込めて測る時期もあるため、
その期待を裏切る体温が表示されることも多々ありました。
その度に「測り方が悪かったからかな」とか、「この体温計、安いから間違ってるかもしれないな」など、
現実から目を逸らしてしまうのです。
でも、あがいたところで体温は嘘をつかず、目の前に突きつけられる数字のせいで一日の始まりがとっても灰色になったり……。
毎朝、体温計を見ては一喜一憂する日々でした。
結局、私は生来の飽き症にくわえ、体温に振り回される毎日に嫌気が差してしまい、
妊娠する前に計測をやめてしまったのでした。
ちなみに歯形のついた基礎体温計は、思い出として今でも引き出しにしまってあります。
……そろそろ捨てよう。
著者:ユーラシア
年齢:30歳
子どもの年齢:1歳5ヶ月
2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。
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