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「お母さんやめたい」「もうがんばれない」…産後やってきた、いちばんしんどい時期のこと by つかさちずる

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娘を産んだ途端、当たり前だけど、娘中心の生活になって、オムツ替えと授乳で終わる日々が続きました。

沐浴に爪切り、夜泣きの対応など……、初めてやることの連続で毎日いっぱいいっぱいに。

でも、3か月ほどが経つと、一通りの世話には慣れました。

すると、今度は娘の世話だけで終わった3か月がなんだか怖くなり、「こんな生活がいつまで続くんだろう?」と不安になったんです。

日々、成長は目で見て感じているし、頭ではずっと続くわけではないとわかっているのに怖くて逃げ出したくなりました。

 

泣き続ける娘を抱っこしてあやしても泣きやまないときは、まったく意思疎通できないし、虚無感でいっぱい……。

特に夜中に泣かれると、暗闇で一人戦っているような気持ちになりました。

乳腺炎になったりして大変なときには、近くの実家に帰って母を頼ったんですが、祖父母に「おっぱい足りないんじゃない?」などと言われるとイライラするし、「足りてないのかな」と不安になるし、夜泣きをすると家族でも申し訳なくて気を遣うので「一人の方が気楽だな」と思うのに、自宅に戻って一人で育児をしていると気が狂いそうで「いったいどうしたらいいんだ?」とわけがわからなくなりました。

実家にも自宅にも居場所がないような気がしました。

この「お母さんやめたい」は、そのときのことを漫画にしたものです。

 

そんな日々から3年が経って、今では娘は保育所に通っています。

まだ朝から全然言うことを聞かなくてしんどい日もあるけど、朝起きて自分で着替えて「今日はパン食べる!」と言ったり、「ママこっち!」と私の居場所を作ってくれたりする娘の姿に成長を感じます。

保育所でお友達と遊んだり、先生に甘えたりする娘を見て、私じゃなくていいことが本当に増えたなぁと嬉しいやら寂しいやら。

 

今でも、赤ちゃん時代ほどではないけど、娘と一緒にいると「嬉しい!」「楽しい!」だけじゃなくて「怖い!」「しんどい!」もあるけど、やっぱり「かわいい!」です。

そんな私の子育ての日常<妊娠中から2歳まで>をぎゅうぎゅうに詰めた本が発売になります! ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

>>>次回のエピソード:わたしってこんな性格だったの?乱気流のような気持ちの浮き沈みにヘトヘトだった産後

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むすメモ! 妊娠中~2歳(メタモル出版)/つかさちずる(著)

ブログやTwitter、WEBメディアでの連載も話題の著者が、自身のブログ『むすメモ! 』をもとに書き下ろしたコミックエッセイ。四コマ漫画をメインに、短編漫画、絵日記、エッセイも加え、涙あり笑いありの2年間。子どもの成長、面白さやかわいさはもちろん、そのときどきの親のほうの楽しさ、しんどさもリアルに伝わってくる一冊です。

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著者:つかさちずる
年齢:アラサー
子どもの年齢:2歳

娘の隙をついてお絵描きをする普通の主婦です。オチのない四コマをTwitterに載せたり、はてなブログ むすメモ! を細々とやってたりします!好きなお寿司はエンガワです!

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。