私は小学生の頃から便秘症で大人になった今でも1週間以上お通じがないことが当たり前の日々を過ごしています。
便秘をしても薬に頼るのは嫌なので、お通じがくるまで何もせず溜りにたまったお腹はいつもパンパン状態。
何もしないといっても、便秘にならないようにヨーグルトを毎日食べるようにしたり、野菜を多くとるなど便秘に効くというものはいろいろ試しましたがそれでも頑固な便秘は解消されないことがほとんど。
妊娠しても1週間以上出ないというのが続きました。いつもの事だから大丈夫だと思い、産婦人科の先生に相談することもせず。
妊娠初期はつわりもはとんどなく、食べる量は妊娠前よりも増えていて、特に甘いものをよく食べていました。おなかの大きさは便秘のせいもあり、いつもパンパン。履いていたズボンのベルトの穴を2つずらさないといけない時もあったぐらいです。
妊娠3か月目に入った頃、まだ新婚旅行に行っていなかった私たち夫婦はお腹が大きくなる前に旅行に行くことを計画。前から行ってみたかった北海道へ2泊3日の旅行をすることになったんです。
私たちは関東在住なので、飛行機を使って行くことになり、不安はありましたがどうしても行きたかったので、産婦人科の先生に旅行のことを相談しました。
先生にはあまりお勧めできないし、せめて安定期に入るまで待ってからにした方がいいと言われました。でも安定期まで待ってしまうと、北海道では雪が降ってしまい余計に危ないと思ったので、妊娠3か月目の10月中に行くことを決断。
旅行当日はすでに便秘5日目。それでも北海道旅行ではおいしいものをたくさん食べるのが目的だったので、ワクワクしながら朝早くに家を出発。
1日目は午前中に北海道到着。レンタカーを借りて洞爺湖周辺を観光。夕食は札幌で、楽しみにしていたジンギスカンの食べ放題を満喫。おかげでホテルに着いてからもお腹がパンパンで寝る時も苦しくてなかなか寝付けず、一人苦しんでました。
2日目の朝はホテルでバイキング。昨夜はあんなに苦しんだのに普通に食べることができました。
白い恋人パークへ行き、お昼に小樽運河で海鮮丼を食べ、夕食は楽しみにしていたカニの食べ放題。この時すでにお腹がパンパンで、夕食は思っていたより食べることができなかったのですが、またもや夜苦しくて眠れず。
3日目最終日の朝はまたホテルでバイキング。さすがに便秘1週間目であまり食べることができず。でもお昼はラーメンを普通に食べることができたんです。
その後札幌を観光し、夕方には千歳空港へ到着してお土産を買いました。夕食はどうするか悩んだのですが、お昼の時間が遅かったので食べずに飛行機搭乗を待つことに。
実はこの頃からものすごく気持ち悪くて、待合室のソファーでぐったりしていました。旦那にも少し気分が悪いことを話しましたが、飛行機の時間もあったので家まで頑張ろうとなんとか飛行機に搭乗。
案の定、飛行機に乗って10分ぐらいしてから気持ち悪さが最高潮に。寝ることもできないくらいの吐き気が襲ってきて、思わずトイレに駆け込む始末。実は私、吐くことが苦手で吐きたいけど吐けない体質なんです。トイレで何分か苦しみ、最終的には指を突っ込んで無理やり出そうとしましたが、全部出ず。
とりあえずトイレを出て座席に戻り水を買って飲みましたが、また吐き気が…。トイレに駆け込みまた何分か苦しんだけどまったく吐けず。トイレを出たら客室乗務員の方が心配してくださり、トイレに近い席を開けてくれそこに座ることに。
飛行機は無事に到着したのですが、その頃には立つこともできず客室乗務員の方が用意してくださった車いすで降りることに。その後もまったく動けず、お腹も痛くなってきてしまい救急車を呼ぶことになるという大惨事!
病院に到着後すぐにエコーで赤ちゃんの無事を確認。腹痛と吐き気の原因を調べてもらったところ、便秘のせいだと言われました。
かかりつけの産婦人科に便秘のことを相談せず放置していたので、先生に怒られてしまい、妊娠中の便秘は赤ちゃんにもよくないことだからきちんと薬を処方してもらうべきだと言われました。
まさか便秘で救急車を呼ぶことになるなんて、今考えるとかなり恥ずかしいことだと思います。でも赤ちゃんも無事で、便秘の恐ろしさを改めて思い知らされたことだったので、これを教訓に妊娠中は薬に頼ってでもしっかり便を出すことが良いことだと分かりました。
その後きちんと薬を処方してもらい、2・3日に1回は便を出すようにしているのでとてもスッキリした毎日を送ることができています。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:さくよし
年齢:34歳
子どもの年齢:1歳11ヶ月と妊娠8ヶ月目
料理は得意じゃないけれど、頑張って幼児食にトライ中。最近ではパン作りに奮闘している千葉在住のママです。
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