ある日、いつものように授乳クッションを使い、生後3週間の息子におっぱいを飲ませていると、耳の穴近くに黒いものを発見。最初は「ゴミかな・・・」と思い、取ってみると明らかに耳かす。しかも普通のクリーム色ではなく黒色、そして何だか少し硬いのです。匂いを嗅ぐと異臭はしない模様。でも子供の耳から出てきたのは確かなので、段々と心配になってきました。
「もしかしたら、何か耳の器官が取れた!?いや、耳の中で出血してかさぶたとなって出てきた!?なにか病気にかかってしまった!?」とあらゆることが頭を駆け巡ります。息子はそんな母があたふたしているのをよそ目に、ガブガブおっぱいを飲んでいます。そんな様子を見て「この子は痛がってないから大丈夫」と一旦落ち着くことにしました。
おっぱいを飲み終わって、反対側の耳を見ると異常なし。念のため、軽く綿棒で耳掃除をしても血のようなものは出てきません。では何だろう?と思い、スマホで「赤ちゃん 耳 黒い塊」と検索してみました。
調べてわかったのは、「お腹の中にいた時の羊水が耳に残り、それが乾燥して出てきたもの」ということでした。しかも、放っておいても自然に外に出てくるので心配はなく、赤ちゃんの多くは最初の耳掃除で出ることが多いのだそうです。
息子は生後3週間目で初めて塊が出てきて、生後2か月になった今でもたまに出てくるので、いつからいつまでという決まった期間はないようです。ただやっぱり不安だったので、検診の時にお医者さんに相談してみました。「羊水ではなく、本当は重大な病気かも・・・」という思いが消えなかったからです。
するとお医者さんは、「羊水が固まって出てきたものなので心配ないですよ。最初見た時はびっくりしますよね。それで病院にいらっしゃる方も多いんですよ~」とのことでした。
もしあのままひとりでパニックが続いていたら、私もすぐさま病院に駆け込んでいたかもしれません。今になれば、そんな大袈裟な!と笑ってしまうことなのですが・・・。
これを教訓にまずは、何事も落ち着くことが大切だと思いました。泣いていないか、痛がってないか、顔色は悪くなってないか、など子供の様子をしっかり見極めること。そして次に何をしたらいいか冷静に判断する大切さを学んだ出来事でした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:bianao
年齢:20代後半
子どもの年齢:0歳2か月
今年5月に出産した、現在初めての育児に奮闘中のママライターです。出産・育児について体験談を交えつつ、面白可笑しく、そして詳しくお伝えしていきます!
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