こんにちは!
マンガやイラストを描きながら、5歳ともうすぐ3歳の2歳差兄妹に翻弄されて生活しています、うだひろえと申します。
これまでこちらでは、第二子妊娠出産産後のアレコレを描かせてもらっていましたが、今回からは「育児編」といたしまして、1人の母としてクネクネ道を駆けずり回る様子をお伝えできたらと思っています。
よろしくお願いいたします!
それにしましても、育児というやつは、正解がなくて困りますね。
ワタクシも5年ほどやってきまして、「あれ?これってもしかして正解?!」と思えることがあっても、翌日には「残念でしたーーー!!!」とばかりに変化しちゃってたりして、また手探りで答えを探して、の繰り返しで。
「そうやって、母として成長して行くんだね……☆」なんて、もしかしたら数年後には思えるのかもしれませんが、まあ今は目の前に問題が山積みなので、これを!この山を!!なんとかせねば!!!とだけ考えて生きております。
そんな我が家の問題の1つに、
「子ども2人、それぞれできることできないことが違うので、
何をすればいいかわからなくなる」
ということがあります。
例えば5歳の兄は、一人でトイレに行けますが、大の時にうまくお尻が拭けません。
「トイレ~」と宣告を受けたら「おしっこ?うんち?」と聞き、「おしっこ~」との返答なら「がんばって~!」と応援し、「うんち!」とのことなら、「出たら教えて!」と声をかけます。
そして、「出た~」との声が聞こえたらトイレに行き、トイレットペーパーの巻き取り方やお尻への手の伸ばし方を教えつつ、拭き取ります。
もうすぐ3歳の妹は、トイレトレーニング中です。
「うんち~」「おしっこ~」という自己申告はできるようになりましたが、まだ3割くらい事後報告です。
その確認作業のため、即座に現場に急行する必要があります。
事前の場合はそのままトイレに連行。急いでる時に限って、「じぶんであるく!」などと、トチ狂ったことを言い出しますが、焦らず付き添わねばなりません。
この「じぶんでやる!」や、反対に「いや!」と拒否するなどのイベントは、3歳児の全行動に突如挿入されるものなので、付き添う人間の精神力が問われます。
無事にトイレで用を足せたら、これ以上ないほど褒め、便器からの降り方、水の流し方、手の洗い方、パンツの上げ方などを教えます。
生活全てにおいて、この「できるできないの違い」があります。
また、本人の気分によって「できるけどやりたくない」「できないけどやりたい」状態もあり、その場合気持ちを無視して親が強行すると、ギャン泣きという悲劇が訪れます。
他にも、親の方が、脳内がパンクする、イライラが積もりまくって爆発する、全てが嫌になって真っ白になる、なんでかわからないけど涙が止まらない、などの状態異常を起こすこともあります。
これは大変よくない、と思った私は、とりあえず、子どものできることできないことを、書き出して分類してみました。
これを見て、気づいたのは、「兄はほとんどできるようになっている、だがサポートが必要なことがまだある」「妹は、ヘルプが必要なこと、サポートが必要なこと、できること、それぞれある」こと。
兄妹の状態を、切り離して把握できたのは、大きな収穫でした。
次に、これをボードにして、家族全員で共有できるようにしました。
これを見た子どもたちの反応。
兄は「できるけどてつだって」のところを全部「できた」にするべく、はりきりだしました。
妹はまだ字が読めないので、「これは?」「これは?」と一つずつ聞いてきます。理解すると、兄の真似をして、「あたちもやる!」と動き出しました。
その結果のボードがこれ。
意外な効果は、この結果を見て、
兄が妹のできないことを把握して「教えてあげよう」と思ったこと。
そして妹も、家族のサポートを受けて「できるようになりたい!」という気持ちを持てたこと。
そして思った通り、私たち親の気持ちは、とてもスッキリしました。
いやぁ、「見える化」って大事ですね……。
ま、これはあくまで「今の我が家に必要な見える化」で、この先常に変化する問題の解決法を、模索して実行してかないといけないんだろうなあ、と思います。
そんな模索の様子を、少しずつ綴らせてもらえたらと思います。
引き続き、よろしくお願いいたします!
著者:うだひろえ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:5歳と3歳
マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。5歳男児&3歳女児の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ 流し中。
website:http://umeyon.net
最新刊:「伝えるチカラを身につけたらダメ旦那が稼げる男になりました」
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