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先生が初めて使った「赤ちゃん」という単語。待ちわびた言葉に、妊娠の実感がわいた瞬間 by ゆうひまほ

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胎嚢確認から十日後、ついに次の診察日がやってきました。

この十日間もとても長く感じましたね。

この間にも何か起こるかもしれないと、ヒヤヒヤしていました。

先生にも特に何も言われていなくて、ただ「では、十日後にまたみてみましょう。」とだけ言われていました。

 

基礎体温も下がらなかったし、出血もなかったので安心はしていたものの、診察台に乗る時は胸がキューッと締め付けられる思いでした。

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そして超音波検査。

エコー画面に胎嚢が映り、その中に白く点滅している小さな点がありました。

 

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「これが赤ちゃんの心臓です。」

 そこでやっと、先生は「赤ちゃん」という単語を使われました。

 

きっと、産婦人科の先生だから、言葉遣いには慎重なのだと思います。

それまで使われなかった「赤ちゃん」という単語が出たことで、妊娠したんだなぁという実感がわいて嬉しかったのを強く覚えています。

 

この産婦人科は産科施設がない病院だったので、転院先を決めなくてはいけませんでした。

「妊婦検診はこちらでも受けることができますが、出来るだけ長い間様子を診てもらった方が良いですよ。」と先生にアドバイスを頂いて、早めに転院先を決めて紹介状を書いて頂くことになりました。

 

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最初に行った、有名な産婦人科はもちろん候補外です。

 

その産婦人科以外で一番自宅から近かった中から、二軒に絞り込みました。

総合病院か個人病院。

総合病院は個室は無いですが、先生が多い、費用はやや少ない。

個人病院は個室ですが、先生は少ない、費用は総合病院より高い。

 

最初は先生が多い方が良いかと思い、総合病院にしようと思っていました。

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しかし、看護師さんが「総合病院だと待ち時間が長いですから、個人病院をおすすめしますよ。」とアドバイスをくださいました。

妊婦検診などでしょっちゅう病院に通うことになるので、出来れば待ち時間は短い方が楽なのだそうです。

 

という訳で、転院先は個人病院の方に決めました。

それまでお世話になった産婦人科を変わるのは、すこし寂しく感じました。

 

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著者:ゆうひまほ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:1歳

36歳で妊娠出産、現在元気いっぱいな一歳男児を必死で育てています。広島を愛するアニソンヲタなミーハー主婦。
イラストだけでなく、手芸やDIYも好きな、「なんでもとりあえず自分でやってみる」派です。現在はそれらに没頭する時間が無いのが悩み。
ブログ:よいやさのゆっちサン

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