こんにちは、イシゲスズコです。
今回は夫婦のすれ違いのお話。
「私は公園に連れて行って欲しいのに!」
ラジオの育児相談で「夫に子供を外で遊ばせてほしいのだけどインドア派の夫は家の中で遊ばせるだけ、外に連れ出してもらうには」というお悩みが投稿されていたことがありました。
「私はこうしてほしいのに夫がやってくれない!」という悩み、私にも経験があります。特に産後すぐの頃は夫の理解のなさに落胆の日々でした。
ラジオでのお悩みをきっかけに、私がイライラした理由を探ってみました。
私がイライラした2つの可能性を思い返すと…
可能性1:夫に、私がどうしてほしいかが伝わってない
夫に子供を公園に連れて行ってほしいと思いついた。
その理由は、、、。
・1人になってゆっくりしたい
・家事を片付けてしまいたい
・子供を連れずに出かけたい
・自分ばかり公園に連れて行っているから交替してほしい
・休日に公園に行くと父親がたくさんいて、見ていて辛い
・父親=外遊びというイメージがあるのにそうしてくれない……
お願いしたい理由は、1つかもしれないし2つ以上重なっているかもしれない。
でも、家で1人になりたいから「公園に」と言っているのに、夫は「自分が遊ばせればいいんだな」と判断して家で遊ばせている・・・イライラ・・・。
自分の求めることを具体的に相手に伝えるのは簡単ではないしメンドクサイ。
だから家族相手にはついその手間を省きたくなってしまう。
でも意図することは伝わらず、イライラしてしまう。
まさに、「私はこうしてほしいのに夫がやってくれない!」の典型例です。
でも考えてみれば、相手は少し前に一緒に生活を始めただけの元他人。
以心伝心で分かってもらえるハズがないですよね。
「洗濯を済ませたいから○○時くらいまで連れ出していてほしい」
「毎日子供と一緒で辛い、1人になりたいから2時間くらい外に連れて行ってほしい」
このように具体的にお願いすることで解決です。
可能性2:理想にとらわれていた
外遊びといえば男親、というイメージや、周囲のお父さんはみんな公園に連れて行ってくれているのに…という比較で、夫に対する願望を勝手に膨らませていたかもしれません。
私もそうでしたが、相手への要求が度を過ぎるとお互いに辛くなってしまう危険性も。
夫に、「〇〇さんはいつもキレイにお化粧してるのに」「△△さんのお弁当はいつも彩り良くておいしそうなのに」と言われたらどうでしょう。素直に「そうね、そうならないとね」って受け入れるの、辛かったりしませんか?
自分が結婚相手にとっての理想像通りに生きているわけではないように、目の前にいるその男性も、なんとなく思い描いていた夫像、父親像に"勝手に当てはまってくれる人"ではないのです。
おわりに
上で挙げたのはあくまでもたくさんの可能性のなかの2つに過ぎません。
もっと違う問題点がそこにあるかもしれないし、自力で解決が難しいときは誰かに相談したり、専門家を頼ったりする必要も出てくるかもしれません。
一緒に暮らして、同じ物を食べて、他の人には見せない部分を見せ合っているとつい、パートナーと自分との境界線が見えづらくなってしまうことがあります。
けれども、自分があくまでも自分であるように、夫である人はあくまでもその人。
家族ではあるけれど、自分とは違う別の人、もともと他人だった人。
そう思って、ほどよい距離感を保って伝え方を意識することで、少しうまく協力できるようになったような気がします。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:イシゲスズコ
年齢:38歳
子どもの年齢:小6・小5・小3・5歳
九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。
ブログ:「スズコ、考える。」
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。