2月生まれの男の子。
子宮口2cmのところから4時間で8cmに。
睡眠不足による体力低下で山型の陣痛が続き、いきむにもタイミングが短く、その度に失神状態になりながら戦った13時間。
それでも我が子に会えた時には、痛みがすべて吹っ飛び、世界で一番の幸せ者になりました。
しかしほっとしたのも束の間。
すぐに母子同室になり、側にいられる事はとっても嬉しく幸せに浸っていたのですが、『赤ちゃんを育てる』という事がどれほどの事なのか、私はまったく理解できていなかったのです。
人よりも大きく裂けた会陰の痛みに耐えながら抱っこ、授乳を繰り返す。
その間隔、なんと15分から30分ほど。
もちろん新生児なのだからしょうがないよねー、と軽く考え、それよりもこの子が側にいることの幸せを噛み締めていました。
それからひと月、ふた月と過ぎ、あっという間の3ヶ月突入。
ん?授乳間隔がまだ30分から1時間だと…!?
夜ももちろん、酷い時には15分ごとに起こされてた時もありました。
それに重ね、うちの子は驚くほどの吐きっ子でした。
それもテローといった具合ではなく、ドバッとまさにマーライオン。
これが日に最低3回はありました。
寝不足プラス、この子の身体は大丈夫なんだろうか、という心労から、ついに疲れがピークに。
それでも我が子が可愛くてたまらなくて、その愛情をエネルギーにして毎日を過ごしていました。
しかし身体は正直。ついに熱がでてしまいました。
幸い知恵熱だったため、薬にはお世話にならずにひたすら横になり、夜中には下げることができました。
そして朝、寝ているとふっと旦那の笑い声が。
何かと思って目を開けると、目の前にはニコニコして横になっている我が子がいました。
旦那が「◯◯(私)の寝顔を30分も笑顔でずーっと見てたんだよ~。いい子だね~お母ちゃんが好きなんだね~」と。
え!と思い時計を見ると、毎朝この子が起きる時間(泣き出す時間)から30分が経っていました。
その瞬間に涙がばーっと溢れ出ました。
大丈夫、大丈夫と思いつつも、やはりどこかで、私はちゃんとお母ちゃんができてるのだろうか、私のおっぱいのせいでこの子は頻回授乳なの?、吐いてしまうのは私のやり方が悪いんだろうか、…など不安で押し潰されていたようでした。
しかしこの笑顔で、すべての不安がすーっと消えて、とにかく私はこの子のお母ちゃん!この子のために何が何でも頑張ろう!と改めて思うことができました。
世のお母さん全員、いろいろ大変なことがあると思います。
ぜひそんな時には我が子の笑顔をまじまじと見てあげてください、見つめてみてください。
子どもの笑顔がなによりも特効薬になってくれますよ♪
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:しい
ウェディングドレスショップで働く24才、一児のママです。
いまは育休中で可愛い息子にメロメロになりながら毎日を過ごしています!
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