完全に親の不注意、悔やんでも悔やみきれないエピソード。
我が家では、娘の離乳食はずっとダイニングテーブルの上で食べさせるのが定番!でした。
赤ちゃん用の椅子に座らせても嫌々をするのに、なぜかテーブルの上に座らせ大人と目線を同じにするとすんなり食べてくれるんです。
約70センチの高さで、下はフローリング。落ちないように気をつけているつもりでした。
そんなある日、ちょっとスプーンを取りに席を離した瞬間でした。
ゴーンと言う音とすぐにぎゃあああと聞こえる鳴き声。一瞬で娘が落ちたと確信しました。
とにかく土曜日の午後なので救急外来に行き、脳外科の休日当番医を紹介してもらうことに。
意識もしっかりして先生に愛想を振り撒く娘の様子に、その日は様子見と言うことで帰宅。そして反省に反省しまくり、一人でくるくる動き回る娘(まだハイハイではない)を、多少ぐずってもテーブルの端につける赤ちゃん椅子に座らせ食事をさせることにしました。
順調に慣れてきた頃、あれほど言ったにも関わらず、今度は旦那がダイニングテーブルの上に娘を座らせていたのです。
私も皿洗いをしており気づかず、旦那の「落ちた!」という声で慌てて駆けつけました。旦那が皿を流しに持っていこうと、2、3秒目を離した瞬間だったそうです。
なかなか泣き止まず顔を真っ赤にして叫ぶ娘に、ごめんね、また同じことしちゃったねと、こっちも泣きながら謝る始末...。
もうどうしていいかわからず、救急ダイヤルに電話。
目つきや意識に異常がなく、吐き戻しもなければ様子を見て、明日の朝脳外科に行くので大丈夫ですとのこと。
幸い娘は電話が終わって泣き止み、おっぱいを飲んで就寝。
泣き止んでしばらくは顔つきや、目線、手足の震えなどに気を配って見ていましたが、気になる点は特に見当たりませんでした。
とにかく夜中は全く眠れず、一晩中娘の顔を見て過ごしました。
翌朝、脳神経外科を受診したところ、12時間経過しているにも関わらずこんなに元気ならば大体は心配要らないが、70センチという高さと落ちてる瞬間を見ていないから頭のどこを打ったかわからないということが怖い。CTをお勧めする。とのこと。
真っ先に放射線について訊ねました。
医師によると、一年に何十回も撮るならさすがに影響が出る可能性があるが、一回撮ったぐらいでは全く問題はない。
ただ、放射線の影響に敏感な方やこだわる方もいるのでそういう方には撮らないことにしている。とのこと。
放射線を気にしてとらなかった場合、娘の脳内出血を見逃し命に関わる事態を招くことが一番怖いと思い、10分くらい悩んだあげく、CTを撮ることに。
検査中はギャン泣きで、私もエプロン装着の上頭を押さえるために立ち会いました。
1分程で撮り終え、直ぐ様結果を聞きに。結果は異常無し。
おでこの部分が多少膨れてるので、恐らくおでこを打ったのではないかとのこと。
とにかく娘が無事であったことに一安心。
ネットで検索すると、何ミリシーベルト以上が被ばくの影響が出るだとかたくさんの情報が溢れています。
ですが、今我が子が機嫌よく遊んでいたとしても、脳内で何があっているかわからない、見過ごしてしまったとき後悔ではすまないと思います。
もし放射線を気にして撮影しなければ、きっと今も眠れない夜を過ごしていたはずと思うと、撮っておいてよかったと思います。
また、万が一、打った直後でなくても脳に徐々に血が溜まり意識障害が起こる可能性があるので、三ヶ月間は気をつけて様子を観察する必要があるとのことでした。
ですが、まずは高いところに我が子を座らせないことが一番です!!
なぜ、あの時床に座らせなかったんだろう、どうして自力で動けると分かってるのにダイニングテーブルに座らせたんだろうと、悔やんでも悔やみきれないです。
もちろん、注意していても勝手にソファに上っていたり、階段をよじ登ったり子供は目が離せないとおもいます。
私もどこか、ハイハイしないから大丈夫という甘い気持ちがあったんだと思います。
それに、一度落ちているのにまた同じ事を繰り返してしまった学習心の無さにどうしようもないです。
心の底から気を引き締めて育児をしなければと考えさせられた出来事でした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:みき
知らない県で、土地で子育て奮闘中!初めての子育てでわからないことだらけ、娘と旦那と3人で頑張ってます!
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。