出産後はしばらく実家のある富山で過ごし、2ヶ月半が過ぎた頃、夫のいる大阪に戻りました。
突然の赤ちゃんとの生活に最初は戸惑った夫でしたが、もともとインドアでの活動は苦手ではないタイプ。
イラストを描くことを仕事としている夫がずっと家にいるので、うちの育児は完全に二人がかりでした。
すべてのことがはじめての連続だったので、そのつど焦ったり慌てることはあったのもの、大人が常に二人いることで作業を分担でき肉体的に楽でしたし、精神的な負担も少なかったです。
娘が1歳になるまでの生活は私にとってしんどいものではなく、娘のはじめての瞬間を毎日見ることができる幸せな期間でした。
ただ、なんの不安も悩みもなかったかというと、そうではありません。
完全なツーオペ育児が可能だったのには理由がありました。
先ほど〝イラストを描くことを仕事としている夫”と言いましたが、
実はこのとき夫は仕事が途切れ、収入のない状態だったのです。
>>>次回のエピソード:夢から遠ざかっても…。パパがエロ漫画を描きはじめた日
年齢:40歳
子どもの年齢:6歳
育児漫画から成人漫画までこなす、さすらいの漫画描き。愛娘もっちゃんの育児を中心に綴る4コマ漫画ブログ「おひさま もっちゃん!」が人気を集める。著書に『親バカと言われますが、自覚はありません。』(KADOKAWA)がある。
ブログ:「あの日のもっちゃん」
新刊:おひさま もっちゃん! 漫画家パパの育児日記(KADOKAWA)
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