こんにちは、イシゲスズコです。
我が家の4人の子どもたち、末っ子の来年春の入学を控え、我が家もいよいよ「幼児のいない家」になりつつあります。
今日はそんな我が家の子どもたちがまだ小さかった頃のお話。
何て身軽!本物のひとり時間
共働きの我が家、私が職場復帰してからは子どもたちを認定子ども園に預けていました。
途中、子ども園の制度変更に伴い3歳から保育園部ではなく保育時間の短い幼稚園部に入ることになった末っ子。
それまでは親子での登園だったのが園バスでのお迎えになり、それに合わせて私の出勤時間も遅らせてもらうことになりました。
園に送ってそのまま出勤していた生活から、自宅で末っ子を送り出してから一息ついて自分が出勤できる生活になったんです。
コーヒーをセットしてゆっくり身支度、慌ただしく子どもたちを送り出した後の家を片付け、誰にも邪魔されず洗濯物を干し、一服して台所をキレイに片付けてからの出勤。
たった15分〜30分程度でしたが、自分がかなり癒されているのに気づいたのです。
これまでの夫や双方の親に預けているときとは違う、罪悪感や不安や感謝しなきゃいけないちょっとした鬱陶しさとは無縁。
スッキリ気持ちいい身軽な時間。
あぁこれが本物の「ひとり時間」ってやつなのか!
と初めて気づいた瞬間でした。
預けているようで、預けられていなかった
末っ子がバスで登園するまでの私は、誰かに子どもたちを預けていてもどこかモヤモヤしたりソワソワしたりしていました。
泣いていないかな、もう一軒お店見たいけど遅かったって言われないかな…
呼び出しの電話が鳴らないか焦ったり、どうしているかずっと気になっていたり。
夫や義母に預けても、預けたと思ったらなんだかんだと電話してくる夫、長く預けちゃうと迷惑かもしれないと義理の親に気兼ねしたり、早くお迎えに行かないとと焦ったり、不安だらけだったあの頃。
子どもを預けて自由の身になっているはずなのに、心は全然自由になってなかったんですね。
私が結局欲しかったもの
本当に欲しかったのはただひとりになれる時間ではなく、気兼ねなく安心して預けて得られる身軽な時間だった。
私はもうその頃には戻れないけど、これから先おばあちゃんになった時に娘や息子のお嫁さんにとってそんな、安心して預けられる先になれたらいいなぁと思っています。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
>>>次回のエピソード:「大人になってから甘えるための練習だよ」長男の言葉で気づかされたこと by イシゲスズコ
著者:イシゲスズコ
年齢:38歳
子どもの年齢:小6・小5・小3・5歳
九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。
ブログ:「スズコ、考える。」
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