初めての出産、とえいば里帰り出産する人も多いかと思います。
私は三女な上に高齢出産なので両親も高齢。高齢な両親の家に戻っても気を使ったりしちゃうだろうなと思っていました。
うちは家事は元々パートナーと半分にしています。
私は掃除や片付けをやっていてパートナーは炊事を担当していました。炊事に付随する食料品の買い出しもパートナーにしてもらっていたので、
里帰り出産しなくてもやっていけるのでは?
と思っていて自宅で新生児の育児をする予定にしました。
私のパートナーは離婚歴があり、すでに2児の父親です(前妻が親権を持っていて、我々と同居はしていません)。
パートナーはかなり育児に前向きないわゆるイクメンタイプで
「夜中のミルクなら俺に任せろ。すでに経験している」
と言っていました。
私の妊娠中も2回あった両親学級にちゃんと出席。
初めての出産の夫婦ばかりが参加している両親学級でも唯一の経験者。ベテランの風情。
「昔はこんなにお父さん来てなかったよ〜」
「懐かしいな〜」
と余裕シャクシャクでした。
私は「育児経験のある男性」の子と出産を迎えるということで、大船に乗った気持ちでいました。
初めての出産は本当に右も左もわからないです。
どうやってどこで赤ちゃんを寝かすのか?
どうやってお風呂に入れるのか?
授乳ってどんな感じ? ミルクってどうやって作るの?
赤ちゃんの「衣食住」の基本の全てがわからない!
何となく、勝手に「生む時には全てがわかる」みたいな感じがしていたんですけど、そんなことあるわけないんですよね…。
病院のパンフレットには「入院に必要な物」のリストはあっても、その後家で何が必要かまでは書いてなかった!
「どうしよう?」と思っているだけで出産が近づいても特に何も用意しておらず、だんだん不安になってパートナーに聞いてみました。
「買い物をしようにも何を用意したらいいかがわからないんだけど…」と。
答えは…「まあなんとかなるよ」でした。
え? 本当になんとかなるの??
子育て経験のある夫ですが、なにぶん出産は10年以上前…結構前のことです(妊娠したころ子どもたちはすでに高校生と中学生)。
結局、よく覚えてない、情報が古い、実母、義母、元妻が担っていてわからない…ということがわりとたくさんありました。
なので、結局自分でインターネットで検索しまくり、友達に聞き、それでもわからないことはたくさんあったので最終的にはぶっつけ本番!
ギリギリまで姉からもらったお下がりの服と友達からもらったお下がりのベビーベッドと布団だけしか用意していませんでした。
哺乳瓶も何を買えばいいのか全然わからなかったので、結局生まれる前には買わずじまい…。
姉からもらった大量のおさがりの中にも「これ…何に使うんだろう」っていうものもそのままタンスに入れたまま入院準備をしてました。
結果的にはパートナーはもちろん一番頼りになったんですが、今の時代はネットがあるので病室から通販サイトでポチポチすれば翌日には届いているので本当に何とかなっちゃうんですよね。
ネットと通販サイトに頼れる21世紀でよかった…と思いました!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:水谷さるころ
年齢:40歳
子どもの年齢:2歳
1976年生まれ。イラストレーター・マンガ家。女子美術短期大学卒。「30日間世界一周!(全3巻)」「35日間世界一周!!(全5巻)」「世界ボンクラ2人旅! タイ・ベトナム(全2巻)」発売中。×イチ同士の再婚で現在は事実婚。2014年に出産し男児の母。ブログ「マイル日記」を平日毎日更新中。空手弐段。
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