前回エピソード「2度目の帰宅宣告を受け一人ぼっちになった矢先、ついにメガトン級の陣痛来襲! by マルサイ」からの続き…
このままお産になることはなはそうだ。明日は早々に自宅に帰されることだろう。
陣痛がすっかり遠のいてしまうと何だか急に心も身体もリラックス。
よ〜し!久々の睡眠を堪能しようっと♪
布団に入り、ウトウトと眠りかけたその瞬間‼︎
突如襲いかかった強烈な腹部の痛み、そして強い力で絞られているかのような激しい子宮収縮が始まったのです…‼︎
何が起こったのかわけがわからず、もしかしてこれは分娩開始のゴングなのだろうか?と寝ぼけた頭で考えていると、下半身に何かの液体が溢れ出る感覚が‼︎
尿漏れ⁈破水⁈
慌ててトイレに駆け込むと、目が醒めるような赤色に目が覚める。
大出血から始まるお産は初体験だったのでかなり狼狽&震える手でナースコール。
「あ、遅い時間にすみません。突然お腹が激しく痛みだして、その直後大量に出血しました。今痛みは落ち着いています。」(←狼狽してるのを悟られないよう落ち着いたトーンで淡々と事情説明)
「は〜い、それじゃあLDR室行きましょうか〜」(←緊張感ゼロ)
あれっ
助産師さん様子見に来てくれないのか…。まあいいや。
LDR室に移動ってことはこのまま分娩になるって見込みなんだな。
若干の不安と心細さを感じつつ、分娩室で必要になりそうなものをエコバックに詰め込み、夜中の廊下をヒタヒタとナースステーションに向かいました。
分娩室に移動すると助産師さんたちが着々とお産の準備を進めます。
この時子宮口はまだ4センチ。
4センチというとすぐに臨戦態勢に入るわけじゃないけどこのままお産にはなりますよ、という微妙な開き具合です。
いったいここからどのくらいの時間がかかるのだろう…。
体力は持つのだろうか…。
3回目といえども、不安で不安で仕方がありませんでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
>>>次回のエピソード:3回目でもたった一人で陣痛に耐えるのは辛すぎる!孤独に耐えられず送った夫へのメール by マルサイ
著者:マルサイ
年齢:37歳
子どもの年齢:7歳・5歳・2歳
子どもたちが寝静まった後の大人のゴールデンタイムに描いた絵日記をインスタグラムに投稿するのが最高の娯楽。趣味は田んぼの生き物を観察すること。単行本「男子が3人います。」(大和書房)発売中!
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。