前回のつづきです。不慣れな外出先で優しくしてくれた人々について。前回は台湾篇でしたが、今回は東京であったできごとについてです。
育児では「私も大変だったけど耐えた。頑張った。だからあなたも頑張るべき」的な、負の連鎖理論がたまに聞かれます。もちろんそういう思考回路が理解できないわけではないし、そういうふうに思うことは正直、私だってある。でも、思ってしまうことと、それを他人に伝えてしまうことには大きな差があると思うのです。
思ってしまうことはあっても、それを伝えるのはぐっとこらえたい。だって、口にするというのは、相手にも自分にも呪いをかけることだから。
だから、優しくしてもらったことだけを記憶の中で大切に大切にして幸せな連鎖をつくっていきたいなあ、と思うのです。もちろん、できる範囲で、疲れてないときに、ちょっとずつ。
というわけで、今回の育児をめぐる人々のまとめ。
著者:カワハラユキコ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:4歳
イラストレーター。道楽者の男子母。著書に『女子が踊れば!』(幻冬舎)、『王子と赤ちゃん』(講談社)、『うわばみ妊婦』(マイナビ)、『週末プチ冒険はじめました』(KADOKAWA)。阿佐ヶ谷銭湯部主宰。ブログでは、道楽いろいろや息子ぽっちんの育児などについて、思いつき更新中。
ブログ:http://ameblo.jp/new-kaityo/
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