前回エピソード「大出血から始まったお産。不安で不安でしかたなかった分娩室での夜 by マルサイ」からの続き…
翌日帰る気満々でいたところから事態は一変し分娩台に上がったものの、赤子誕生までの時間が全く予想できませんでした。
この時困ったのが立ち会い問題。
3人目も立ち会う予定でいました。
ところが今夜中にお産になることはないだろうと高を括っていたので、家族が帰る時はまた明日ね〜みたいなノリで別れ、夜中に出産になった場合の相談はザックリとしかしていなかったのです。
実際今(am1:00)から立ち会いを希望したとしても、いつ終わるか分からない出産に長男を付き合わせるわけにはいかない。
(※ちなみにこの時次男は様子を見に来た両親と共に実家へ、長男のみ夫と自宅に戻ったのでした)
ひとまず夫に分娩室に入った時点での状況をメール。
いざ産まれる!となった場合は余裕もないだろうしあえて連絡はしない、一人で頑張るから長男を寝かせてあげてね、とそんなことも伝えました。
夫からは時間は気にせずその都度状況を教えてね、必要があればすぐ駆け付けるとの返信が。
一人で頑張ると言うのは、助産師さんたちがついていてくれるし大丈夫っしょ!
…と思った上での強気発言だったわけですが…。
3回目だから大丈夫だよね、とアッサリその場を離れ、それ以降滅多に姿を現さない担当助産師さん+新米助産師さん。
確かに3回目だけあって、痛みの質で進行具合がだいたい分かる。
それ故呼び出す必要があまりない。
その上忙しい助産師さんに、ただ側にいて欲しいという理由でナースコールできるわけもなく…。
そんな理由から真の意味で一人で頑張る羽目になる私。
何が辛いって、一人で痛みに耐える時間が辛い。
痛みより、孤独なのが辛い。
死んだほうがマシだと思うくらいの痛みにたった一人で向き合っていることが、とてつもなく悲しい。
そしてとうとう陣痛の痛みではなく孤独による悲しさから涙する私(笑)
あまりにも辛い状況に耐えられず、ついに夫にヘルプメールを送ってしまったのでした…。つづく
次回エピソード>>まだ産まれないと言われたけど…もう無理、出る!! 理性では我慢できないいきみ感、来襲 by マルサイ
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:マルサイ
年齢:37歳
子どもの年齢:7歳・5歳・2歳
子どもたちが寝静まった後の大人のゴールデンタイムに描いた絵日記をインスタグラムに投稿するのが最高の娯楽。趣味は田んぼの生き物を観察すること。単行本「男子が3人います。」(大和書房)発売中!
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