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これぞ不妊治療経験者の特権!? 8細胞だった頃から我が子の成長を見られた体外受精 by pika

こんにちは、pikaです。2歳の双子男児を育てています。

双子を授かるまでのお話。

採卵をした周期に3日目初期胚の移植を終え、あとは判定を待つばかり。

今回は、体外受精の移植後の過ごし方から妊娠判定、卒業にいたるまでのお話です。

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体外受精周期では本来分泌されるはずのホルモンが注射で抑制されてしまうため、移植後にホルモンの補充を行います。

わたしが使用したのは1日おきに貼るテープ剤と、1日1回注入する膣剤。

どちらも初めて使うものでしたが、かぶれるような皮膚トラブルもなく。スケジュール通りに使うことだけ気をつけていました。

交換日はカレンダーにも書き込んでいましたが、テープの表面にも日付をマジックで記しておくと見た目にも交換日がわかりやすく、忘れっぽいわたしには効果的でした。

 

移植から10日目の再診日。

妊娠判定の採血結果を聞くため診察室を訪れると、とてもにこやかな表情の院長先生が待っていました。

結果は陽性。数値も順調ということもあってか、これまでで一番にこやかな表情をされていたのがとても印象的でした。 

初期流産の可能性もありそのときはまだ手放しでは喜べませんでしたが、ありがたいことにその後順調に胎嚢を確認。心拍も確認し、妊娠8週でお世話になった不妊治療クリニックを卒業することができました。

 

移植をした受精卵が自分の中で息づき人になっていくというのはなんとも不思議で、神秘的な出来事です。

あの8細胞だった受精卵が現在の双子なのだと思うと、未だに何度でも不思議な気持ちになります。

こうして子どもの起源をとても早い段階から見守れることは、不妊治療を受けた人だけに許される特権なのかもしれません。

子どもを授かることができたこと、そして貴重な体験を得たことに今も感謝の気持ちです。

 

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著者:pika
子どもの年齢:2歳双子

1981年生まれ。医師。2012年、妊活の記録のため「ピカ待ちブログ」を始める。その後、体外受精を経て一卵性双胎を授かり、2014年5月に双子を出産。双胎妊娠・出産の記録である「続ピカ待ち☆MD twin DIARY」を経て現在はツイッターやブログなどで双子育児の様子をお送りしています。

ブログ:「ふたご絵日記

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