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あきらめる前に、男性にもやれることはある!「男性不妊」も要因だった我が家の場合 by pika

こんにちは、pikaです。2歳の双子男児を育てています。

双子を授かるまでのお話もひと段落つきまして。

双子妊娠編をお送りする前に、あともう一話だけ妊活のお話を。と言っても今回は、男性側の要因である『男性不妊』について、わが家の体験をまとめました。

今回は、夫が男性不妊外来を受診したときのお話です。

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男性不妊があることがわかったのは、不妊治療専門クリニックにデビューした周期のこと。夫婦ともに行った不妊検査のうち、精液検査の結果が悪いことから男性不妊が判明しました。

一口に男性不妊と言ってもさまざまな種類があります。

精子が作られないものから精子の輸送に問題があるもの、(生活習慣や加齢により)精子を作る機能が落ちるものなど色々ですが、多くはこの造精機能の障害であるようです。

精子は熱に弱いため、覆われやすい下着(ボクサーパンツやブリーフ)、長風呂やサウナ、自転車通勤などは男性不妊のリスクとなります。

 

また、精索静脈瘤も男性不妊因子のひとつです。

わが家の場合は、夫にこの症状が疑われたことが、男性不妊外来を受診するきっかけとなりました。

 

『男性不妊外来』と言ってもピンとこない方がほとんどかもしれません。

男性不妊外来は不妊治療クリニックに併設されていたり、泌尿器科で扱われていたりします。3つほど電話で調べた中では、予約制のところがほとんどでした。

調べるうち通える範囲内の不妊治療クリニックが週1で男性不妊外来を開いていることがわかり、そこで一度診察をしてもらうことに。

 

男性不妊外来の大まかな流れですが、まずは採精があり。そして問診。

診察では寝ている状態と立った状態で陰嚢の視診および触診があり。

内科的疾患やホルモン異常がないかの確認で採血検査がありました。(夫談)

診察の結果やはり精索静脈瘤があり、その他にもアトピー性皮膚炎による陰嚢の湿疹が男性不妊の原因になるということがわかりました。

 

精索静脈瘤の根本的な治療は手術になります。

ですが入院が必要なことや、当時すでに体外受精が進んでいたことなどから手術は選択せず、内服や生活習慣の改善で様子を見ていくことになりました。

結果として内服の効果が出るより先に体外受精での陽性判定をいただくことができ、男性不妊の治療はそこで中断する形となりました。

 

わが家は双子なうえ凍結卵もあり、今後男性不妊としての治療を再開することはなさそうです。

ですが、受診してわかったのは「男性にもやれることがある」ということ。

男性不妊だからと諦めてしまう前に、男性側にも努力できる部分があることを知ってほしいなと思いこの記事を書いています。

 

ボクサーパンツで長風呂サウナ好き、自転車が趣味の旦那さんは要注意!

不妊の原因は男性側にあるかもしれません…

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著者:pika
子どもの年齢:2歳双子

1981年生まれ。医師。2012年、妊活の記録のため「ピカ待ちブログ」を始める。その後、体外受精を経て一卵性双胎を授かり、2014年5月に双子を出産。双胎妊娠・出産の記録である「続ピカ待ち☆MD twin DIARY」を経て現在はツイッターやブログなどで双子育児の様子をお送りしています。

ブログ:「ふたご絵日記

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