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「男児母あるあるだよね〜」女の子ママの声に辛かったあの頃の記憶が蘇る byイシゲスズコ

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こんにちは。イシゲスズコです。

今日は、子供を育てる中で出会う固定概念のお話。

「ムリ〜」「私には育てられないわ〜」

 たまたま見た子育て系メディアの記事についての感想。

公園で保護者に放置されているお子さんに困ってしまったという体験談について「男児母がよくこんな風に野放しにしてるよね〜」という声に続いて女児を持つお母さんたちが男児母あるあるだよね〜って盛り上がっているのを見てしまい、自分の過去の辛い記憶が顔を出しました。

 我が家の4人の子供たち、上の2人はどちらも小さい頃から元気が有り余っているタイプ。外では2人を見失わないように追いかけ、ここにいてと言ってもすぐいなくなる、そんな息子たちに手を焼き、疲れきっていた日々。

お友達と遊具を取り合ってけんかになってしまったりする様子に、自分の育児の不行き届きを責められているような気持ちでいたたまれなくなってその場を引きずるように逃げ出したこともありました。

そんな私が当時よく言われたのが、

「大変よね、エライわ〜」

「男の子2人なんて私にはムリだわ〜」

なんていう労い?の言葉。 私だって無理だよ、しんどいよ!でもやめたくたってやめられないよ!

辛くて引きこもっていた日々

ほめたり応援してくれたりしていたのかもしれないそんな言葉たち。でも当時の私にはとてもしんどかった。

元気が有り余る息子たちの様子に眉をひそめられたり、落ち着きがないのは愛情不足だからだと見知らぬ人に突然言われてしまって家で泣いた日もありました。

私のやり方が悪いからなの?

私がちゃんと育ててないからなの?

子供がおとなしいお利口さんでないことで自分が社会全体から責められているような気持ちになってしまい、引きこもりがちになっていた頃もありました。

娘の誕生と、たくさんの子供たちとの出会いの中で

次男と2歳差で娘が生まれて、そのおとなしさに驚きました。勝手に遠くに行かない、お友達とも仲良く遊ぶ、その様子に「あぁ、やっぱり男児は…」と当時は思ったんですね。

でも、我が子たち、そしてその子たちの周りにいるお友達、たくさんの子供たちやその親御さんたちと接してきて、今は思うのです。

「男の子だから」「女の子だから」じゃないんだなぁって。

「育て方が悪いから」「愛情が足りないから」なんて簡単には言えないんだなぁって。

子供たちはひとりひとり、生まれ持ってきたものがちがう。お母さんもお父さんも、それぞれの環境も、全然ちがう。

大丈夫、って伝えたい。

それぞれが、自分たちなりに悩んだり、一生懸命になったりしながら、いろんなタイプの子供たちを育ててる。

今思えば、息子たちもけして悪い子じゃなかったし、できることも秀でていることもたくさんあった。でも当時の私は余裕がなくて、それが見えず、想像するお利口さん像に当てはまらない息子たちの様子に苦しんでたんだろうなと思います。

もし当時の私のように、子供が落ち着かないのが、元気が良すぎるのが、思うようにいかないのが、「自分のせい?」「私のやり方が悪いから?」って思ってるパパママがいたら「大丈夫だよ」って伝えたい。

自分のやり方で大丈夫かな、って悩んでる時点で、きっとあなたはいい親だから。

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著者:イシゲスズコ
年齢:38歳
子どもの年齢:小6・小5・小3・5歳

九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。

ブログ:「スズコ、考える。」

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