2人目出産。里帰りするかしないか、すごく悩みました。
1人目のときは里帰り出産でした。
その時は私と新生児だけでしたが、今回は1歳7ヶ月になる上の子も一緒です。
私の実家は田舎の古い家。もちろん子どものことを考えたつくりにはなっていません。 床の間には壷、台所にはぬか床、リビングには掘りごたつ・・・不安がいっぱいです。
また、1人目の里帰りの時はちょうどお正月だったこともあり、お客さんが次から次へと来てあまり休めませんでした。
産後のガルガル期に、たいしてよく知らない親戚や近所のおじさんおばさんに我が子をかわるがわる抱っこされ、正直あまり良い気持ちはしませんでした。
中にはその場で授乳を要求されるような場面もあって、不快に思うこともありました。
もちろん家事はやらなくて良かったし、皆とても良くしてくれて至れり尽くせりだったので、感謝していますが・・・。
そして今回の予定日は8月前半。里帰りの頃はちょうどお盆と重なります。
なので前回と同じように来客が多くなることが予想できました。
また、お盆のため、母がこっちに来てくれるということもできそうになく、お義母さんも仕事をしているため頼れません。
里帰りするべきかしないべきか・・・
ママ友や病院の助産師さんにも相談してみました。
すると皆「頼れる場所があるなら頼ったほうが良い」「産後無理してしまうと後々に響く」と、里帰りを勧める意見ばかりでした。
(やっぱり里帰りするのが普通なのだろうか・・・)
まわりの意見を聞いても何だかモヤモヤは解消できませんでした。
自分と同じ境遇の人はいないかネットで検索してみました。
すると、里帰りしない、母も来ない人の多くは「物理的に里帰りする場所がない」「母親が仕事等で忙しいので出来ない」と言う理由で、私のように「する場所はあるけれど悩んでいる」人はやはりなかなかいないようでした。
しかし色々と探しているうちに、自分と全く同じような状況の人を見つけることができました。
そしてそこには
「里帰りをして身体は休めても、心が休めないのなら意味がない。
母親の心が穏やかな方が赤ちゃんにとって良い環境だと思う。」 と書いてありました。
これを読んだ瞬間、ずっと溜まっていた涙がボトボト溢れてきました。
まるで私がずっと抱えていた、自分でもよくわからなかったモヤモヤを代弁してくれているようでした。
そのまま泣きながら夫にこの気持ちを伝えました。
「里帰りしたくない。でも産後1人で全部できるか不安で押しつぶされそう。」
「わかった。大丈夫、ちょうどお盆だし、夏休みもとれる。
それに子どもが生まれるときは特別休暇もとれる。 その間、家のこと全部俺がやる。だからこの家で赤ちゃんを迎えよう。」
それはずっと私の本心が求めていた答えだったのだと思います。
今まで胸につかえていたモヤモヤが、スーッとひいていきました。
こうして私たちは里帰りなしの夫婦2人だけ、
そして1歳7ヶ月のお兄ちゃんがいる環境で新生児を迎えることになりました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:グラハム子
年齢:29歳
子どもの年齢:2歳と1歳
いたずらっ子で元気いっぱいな兄妹に振り回されているお母さん。堅あげポテトと甘いコーヒーが好き。 家族が寝たあと夜中にインスタグラムで育児絵日記を描いています。
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