「男性は女性に比べて不審者扱いされやすい」
子供が生まれた当初、親しい友人からは「ムーチョがパパになるとはなぁ… お前と娘が歩いてたら、誘拐犯みたいだな」なんて、ジョークで言われていました。ひどい話です!(まあ確かに当時の僕は坊主頭にサングラスにアロハシャツという恰好が好きだったので、わからなくもないんですけどね……笑)
でも、こういう話は他でもよく聞きます。
僕の友人なんかも、パパになったばかりの頃は「俺が児童館とか普通に行っていいのかな?不審者扱いされたらどうしよう…」なんて、半ば本気で言っていました。
最近ではイクメンという言葉も完全に社会に定着し、男性の育児参加はかなり進んでいますが、それでもまだ育児社会における男性はマイノリティです。
いるだけで目立ってしまうし、ましてやその見た目がだらしない恰好だったりしたら、
「なにこの人、不審者?」と思われてしまう可能性も十分にあります。
なにもしていないのに、むしろ真面目に育児をしているだけなのに、不審者の疑いをかけられるのはなんとも納得がいきませんが、実際まだまだ社会はそういう状況であるということを受け入れなくてはいけない現実もあります。
疑われないためには、なによりもまずは地域に顔見知りが増えるのが一番ということで、地域の町内会やPTA役員など、いろいろ地域の繋がりを持つようにしました。近所の子供たちとは積極的に挨拶し、一緒に遊び…… ただ、それでもやはり町中の人全員と顔見知りになることは不可能です。
結局その時その時、赤の他人からは見た目で判断されることが多いだろうということで、僕はできるだけ服装に気をつけています。
具体的に気をつけていることとしては……
・襟のついていないシャツは着ない!ジャージもTシャツもダメ!
・短パン、サンダルは履かない!
・毎日ひげは剃る!毎月散髪にいく!
・服はボロくなったら思い切って捨てて、新しいのを買う!
一番イメージしやすくて、揃えやすいのは「ビジネスカジュアル」スタイルですね。「外資系などの、服装規定が緩めの会社でOK」、というレベル感。
普通に会社などで働いている人にとっては当たり前のことかもしれませんが、主夫として私服で生活していると、つい服装がだらしなくなってしまいまして…… こんな自分ルールを作っています。
人の価値は見た目だけで決まるものではないですが、それでも見た目で判断されることも多々あります。
まあただ結局「イケメンはなにを着てもイケて見える」という現実もあり、非イケメンの僕にとっては無駄な努力かもしれませんが……笑 でも気をつけるに越したことはないと思って日々がんばっております!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ムーチョ
年齢:36歳
子どもの年齢:8歳と6歳
東京都在住。元テーマパーク系企業の人事でしたが、体調不良のため退職、その後いろいろあって現在専業主夫をやってます。主夫業の合間に描いた育児漫画ブログが注目され、漫画ブロガーとしても活動中。育児雑誌の連載なども。記事は娘たちが小さい頃の体験談です。
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