妊娠五か月ごろ、法事のために伯父の家に行きました。
「つわりはどう?」とか、「子供のおさがりをあげるよ」と声をかけてもらえて、
みんなが気遣ってくれているのを感じて、とても嬉しかったです。
その日の夕食は、伯母の手作りの料理がふるまわれました。
妊娠している私はお膳の用意も免除され、「先に食べていて」と言われました。
食べづわりで少しでもお腹が減るとしんどい時期だったので、私も喜んで頂くことに。
出されたのは、
鶏肉やニンジン、しいたけ・・・と具がたっぷり入った炊き込みご飯に澄まし汁。
おいしそう・・・!
が、しかし。
炊き込みご飯の味がしなかったのです。
ついに恐れていた「妊娠による味覚の変化」が訪れた……!
どうしよう、これからまだ5か月はある妊娠期間、
食が楽しめないのはつらい…!
私は食べることが大好き、特にご飯に合うおかずが大好きなのです。
普段からどんぶりでご飯を食べ、量もたくさん食べるので、
それは親戚の間でも有名なほどです。
伯母もいつも「まほちゃんは、おかわり要るよね?」と
さきまわりして聞いてくれていました。
炊き込みご飯も大好きで、おかずなしでも平気だった私。
それなのに…味が感じられないなんて…
これから出産まで? いや、
出産後も味覚が変わったままってこともあり得るのかな?
ひええ~!
続けて出てきたのは、焼肉。
焼肉もしばらくおいしく食べられないなんて…
ガックリと肩を落としながら一口食べたら、今度はしっかりと味がありました。
「あれ?」
ふとみると、同じように食べ始めていた伯父たちも首を傾げていて…。
伯母は、いつもと違う大人数だったので、
炊き込みご飯の調味料の量を間違えてしまったようでした。
伯母も大笑い、みんなも一口食べて大笑いして、とても楽しい食事になりました。
私は
「妊娠による味覚の変化」じゃなくて良かったな
と胸をなでおろしたのでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ゆうひまほ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:2歳
36歳で妊娠出産、現在元気いっぱいな一歳男児を必死で育てています。広島を愛するアニソンヲタなミーハー主婦。
イラストだけでなく、手芸やDIYも好きな、「なんでもとりあえず自分でやってみる」派です。現在はそれらに没頭する時間が無いのが悩み。
ブログ:よいやさのゆっちサン
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