予定日を3日過ぎた3月6日の朝、軽い腹痛から私の出産はスタートしました。
痛みの間隔を測っても不規則だったため前駆陣痛かと思いましたが、じわじわ増す痛みに 大好きな漫画も読んでいられなくなり「もしや本陣痛…?」と落ち着かない気持ちになりました。
前日辺りから軽いおしるしのようなものもありましたが、予定日を3日も過ぎるとそわそわした気持ちが一周回って「まだまだ産まれないんでしょ」と開き直った気分になっていて、「まさか私に陣痛が!!」とこの期に及んで何を、と言うような感想を抱きました。
その後痛みの間隔も10分ごとになり病院に連絡するも、初産だしあと四時間ほど自宅で待機するよう指示を受けました。
もう十分耐えたつもりだったので、更に四時間というのは途方もなく長く感じました。横になるのも座るのも落ち着かず、痛みの合間には家中をうろうろ歩き回り、陣痛が訪れる度に電子レンジの上に突っ伏して痛みに耐える、と言うのを繰り返しました。
この辺のタイミングで立ち会い予定の夫にも連絡し、はるばる里帰り先まで来てもらうようお願いしました。
家には母と妹がいたのですが、陣痛中は会話をするのも、「大丈夫?」的なアイコンタクトに反応するのも辛く、ひたすら下を向いて過ごしました。
「早く病院に行きたい、病院にさえ着けば…!」とばかり思っていた記憶があります。
そして待ちに待った四時間後、車で15分の病院に向かいました。
その頃には痛みも5分間隔になっており「ああ、私いよいよ産むのか…」とぼんやり覚悟が決まり始めていました。
陣痛が起きてから約6時間、私のお産はようやく折り返し地点に入りました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:こたき
年齢:27歳
子どもの年齢:1歳11ヶ月
2015年3月に娘を出産。かわいい我が子の成長をtwitterで綴っています。
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