私自身、子供の頃から母に
「早くしなさい!」
と朝から晩まで急かされ続け、「早くすることはそんなに偉いのか!?」と 変な方向へ反発してしまいました。
急かされることが気持ちのいいものではないと、身を以て知っているはずなのに、
我が子にも同じようにしてしまう。それがまた苦痛でした。
「早くしなさい」を母親の口から封印するのは
か な り 大変なことです。
育児書やインターネットのアドバイスに
「時計を活用する」
「何故早くする必要があるのか理解させる」
などの対策案はありましたが、 長男の理解力がそこまで追いつかず、ほとんど伝わりませんでした。 もう少し大きくなったらこの手段は有効かもしれません。
そんな時に参考になったのが、幼稚園の担任の先生の振る舞いでした。 参観日や、学級便りを見て気付いた、先生なりの工夫。
「今日は朝のお支度 間に合ったね」
「みんなと一緒に“ごちそうさま”できたね」
「集中して頑張れたね」
【早く】という単語を使わず
他の言い回しで、
できたことを褒める。
やはり先生は教育のプロですね…! 見習うところがたくさんあります。
これらは成功体験を身につけさせる方法ですが、 子供と一緒に行動していると、どうしても急がなければならない場面もあります。 我が子の場合、何が出来なくて、どうすれば解決するか? 色々試している最中です。
●「早く起きて」→
寝ている頭を働かせるようなことを問いかけてみる。
●「早く歩いて」→
下を向いて何かを探しているような素振りだったので、視線を前方に行くように誘導する
毎回うまく行くとは限りませんが、できる限り「早く早く!」と言わずに済むように、私なりに工夫していこうと思います。
子供には急ぐことより、
ゆっくりと考える時間も
大切ですしね。
著者:ゆむい
年齢:29歳
子どもの年齢:5歳・2歳
イラストレーター。やんちゃ盛りの兄弟の様子をほのぼの漫画で描いています。
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