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病院から2晩続けて帰らされて、3日目。「やっと産める〜!」とルンルンで迎えた出産

私の初めての出産は、想像してたよりずっと長期戦になりました。

陣痛がきたかな?と思ってから丸3日も苦しむこととなるのです…

 

陣痛1日目は39週4日、ズキンズキンと下腹部が痛むのが30分間隔できて、前駆陣痛とは違うな、とすぐ分かりました。でもまだ余裕の痛み。

その日は旦那と実母が仕事を休みました。しばらく行けなくなるから、と陣痛中にも関わらず焼肉ランチをしたのはいい思い出です。

そのあとこれまたしばらく行けなくなるから、と銭湯へ行きリラックス。

今夜~明け方に産まれてくるかな、なんて気楽に考えていました。

 

その日の夜中に10分間隔になったので、病院へ電話すると来てください、とのこと。

旦那に運転してもらい、病院へ向かいました。

診察してもらうとまだ子宮口は2、3センチ。まだまだかかりそうだね~と言われ、帰宅することになりました。

これは想定内、と旦那と話しながら帰宅しました。

 

それでも家では10分間隔で陣痛がくるので、10分寝て、痛みで飛び起きての繰り返し。

旦那に背中をさすってもらいながら1晩耐えました。

 

次の日も10分間隔のまま。痛みは昨日よりはだいぶ強くなり、昼前頃再度病院へ連絡。

もう1度来てください、とのことで病院へ。

診察してもらうと子宮口は3センチ程度。とりあえず入院することになったけれど、病院でも10分間隔のまま時間が過ぎ、助産師さんに一度帰る?と促され、2度目の帰宅となったのです。

 

その日も帰ったはいいけれど眠れるはずもなく、その時には6分間隔まで縮まっていたので、6分死んだように寝て、痛みで飛び起き、また寝る、の繰り返し。

この時間が永遠に続くんじゃないか?と泣きなくなりました。(というか泣きました)

 

陣痛3日目。変わらず痛みは6分間隔のまま。

陣痛始まってからほとんど食べれておらず、眠れてもおらず、疲労はピーク。

もうこのまま死ぬんじゃないか、と思っていました。6分間隔の陣痛が永遠に続く気がしていました。

病院からも2回も帰されているし、3度目は絶対帰りたくない、と家でただひたすら陣痛に耐え続けました。

 

その日の夜9時頃、陣痛間隔は4分程度になり、3度目の病院へ。

診察してもらうと、子宮口は9センチに。そのまま分娩室へ直行することになりました。

私は、なによりもこの長い陣痛とおさらばできることが嬉しくてルンルンで分娩室へ。助産師さんと笑顔で会話する余裕もありました。

分娩台へ上がると、点滴をし、モニターをつけ、とワクワク。早く産んでしまいたい、この痛みから解放されたいと思っていました。

 

するとモニターがピーっと鳴り、なにやら周りが慌ただしくなり数人の助産師と医師が入ってきました。赤ちゃんの心音が下がってるとのこと。

酸素マスクを付けられ、これはやばいのか?と不安に。幸い心音はすぐ正常に戻ったので一安心。

このときすでに子宮口は全開大になっていましたが、陣痛間隔は4分のまま。このままいきんでみますか?と医師に言われ、見よう見まねでいきんでみると、医師たちからはすごい上手、若いから力があるね、頭見えてるよ~と褒められ上機嫌。

早く産んでしまいたい、この痛みから解放されたい、とアドレナリンはMAX。全く辛くも痛くもありません。

 

次で産まれるよ、と医師に言われ、旦那に「次でいったる」と宣言。

最後の力を振り絞り全力でらいきむと、ムニュムニュっとした感覚とともに赤ちゃんが出てきました。

分娩室に入ってから約50分。5回目のいきみで3336グラムの元気な男の子が生まれてきました。

ちまたではよく、痛みが吹っ飛ぶほどの感動だ、などと表現されますが、ほんとにそうなんだな~なんて呑気なことを考えていました。

産んだ後も元気で旦那とパシャパシャ写真撮影をしたり、実母や駆けつけた義母と笑顔で会話したり、と医師も驚く体力でした。

 

陣痛に苦しんだ3日間は辛く、何度も投げ出したくなるような時間でしたが、そのおかげか、分娩は辛く感じず、むしろ楽しむことが出来ました。

お産は十人十色。忘れられない3日間になりました。

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著者:ナッテン

愛知県 20歳 一時の母

可愛い旦那と息子とハッピーライフ送ってます

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