我が家の息子は生まれて間もなくから「蹴り」が非常に強い子供です。
私がタオルケットをかけても、ほとんど蹴り飛ばされることが日常。足を伸び縮みさせる振動で、自分の下半身も浮くほどでした。
そのため、地を足が蹴るタイミングと体重が横に移動するタイミングが合うと、今にも寝返りしそうな気配。義母からも「私の息子(旦那)が生後3ヶ月で寝返りした時もこんな感じだったと思う」と言われていたため、きっと私の息子も旦那の成長パターンと似ているんだろう…今生後2ヶ月。あと1ヶ月もすれば勝手に寝返りするだろうという軽い気持ちで見守っていました。
しかし、来る日も来る日も息子は寝返りしないで、蹴りの威力だけが強まるばかり。
足を蹴るタイミングや体をひねるタイミングなども息子なりに試行錯誤しているようにも見えましたが、なかなか寝返りが成功しません。そうすると、寝返りをしようという気持ちが減退したようで、次第に寝返りをする素振りすら見せなくなってきました。
また、この頃はちょうど首もすわっていたため、足を伸縮させるよりも頭を左右に振ることが一番のお気に入り。体を動かさなくても、首を動かすだけで視界が変わることに味をしめた息子は、ぶんぶんと振り回していました。
ただ、体を浮かして頭を動かすことができないので、この時期特有のハゲが頭に出現。最初は可愛いなと思っていたのですが、同世代の子と比べると息子のハゲの大きさは約2倍!さすがにこれ以上寝返りをしないと、頭から火が出るな…と思い、保健師さんに相談をしました。
保健師さん曰く、息子は足の筋肉と腹筋、背筋のバランスが悪く、力が十分に伝わっていない。また、おそらくパワータイプであるため体をしなやかに動かすのは難しそうとのことでした。
そこで、3箇所の筋肉の中でも一番弱い腹筋をトレーニング。うつ伏せにして遊ぶ時間を繰り返していると、だんだんうつ伏せの姿勢も楽にこなせるようになっていました。
そして、一生忘れることはない生後6ヶ月を向かえる2日前の1月21日。2ヶ月の間、毎日おこなったトレーニングが実を結んだのか、お風呂上がりにくるりと寝返りが成功したのです。
ちょうどそのタイミングを目にすることができた私たち夫婦は、拍手喝采、万歳三唱の嵐。息子のとても満足そうな顔も忘れられません。
寝返りができるようになって、頭にかかる摩擦も少なくなり、周りの子たちの2倍あったハゲも次第になくなっていきました。今は不思議ですが、摩擦でハゲていた箇所も周りの髪を同じぐらいの長さで伸びていて、ふさふさと風になびかせています。
著者:nao
年齢:20代
子どもの年齢:1歳2ヶ月
自分にそっくりな顔の息子を弱愛。料理をつくること、食べることが大好きです。
息子がもう少し大きくなったら一緒に料理をしてくれるように、フライパンを大胆にあおって見せています。
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