こんにちは、pikaです。2歳の双子男児を育てています。
双子妊娠中のお話。 今回は、自宅安静のときの過ごし方についてのお話です。
ひとくちに「自宅安静」と言っても、症状により安静度には幅があります。
病院における安静度にあてはめると、以下の段階にわけて考えることができます。
・仕事は禁止。簡単な家事や階をまたぐ移動は可。何もしていないときは横になって休む(安静度A)
・外出禁止。室内の歩行は可。何もしていないときは横になって休む(安静度B)
・家事などの動作も禁止。トイレとシャワー、食事のとき以外は横になって休む(安静度C)
・安静度Dは食事もトイレも(場合によりポータブルトイレは可)ベッド上で行うこととなり、厳密には入院しなければ守ることはできません。
※分類そのものに意味がある訳ではありませんが、こうして考えるとイメージがつきやすいかなと思いわけてみました。安静度はまた今度、管理入院編でお話します。
妊娠初期(10週)の多量出血で安静となったわたしが、前回のお話で医師に指示された内容は安静度Cにあたるものでした。
つまり、トイレとシャワー、食事のとき以外は横になって休むこと。基本は寝たきりで体を休めます。
少しでも出血をおさえたい気持ちから、食事のさいも横になって過ごし、ほんとうにトイレのときにしか動きませんでした。
これを実践してみてわかったことは、以下の3つ。
・たった数日でも同じ姿勢を続けることで腰に負担がかかる。腰痛しんどい
・筋肉のコリからくる頭痛に悩まされる
・寝ながら食べやすいものと食べにくいものがある(汁物・麺類NG!)
とくに腰痛・頭痛はその後も続く安静生活で悩まされることとなり、少しでも楽な姿勢を取るためにクッションで工夫をしたり。ときどき体の向きを変える(体交)ことで対策しました。(余談ですが妊娠後期に管理入院となり、電動リクライニングベッドになったときはその快適さに感動しました…)
核家族家庭の場合、日中一人の時間いかにして安静を保つか、についてですが。
水と食料は翌日分を夫に用意してもらい(調達先はコンビニ)枕元にセット。起き上がらなくてもいいよう必要なものはすべて手元にそろえました。
このとき用意したストロー付きペットボトルのフタは、のちの管理入院でもとても役に立つことになります。(100均で買える)
また食事に関しては、コンビニの宅配弁当などもおすすめです。
そして寝ながらどうやって時間をつぶしていたか、と言うと…
ただひたすら、海外ドラマやテレビ番組を見続けて過ごしました。もともと超のつくインドア派のため、引きこもることに抵抗はありませんでした。それでも自由に動けないというのは、体の不調や胎児の心配もあいまって気分を憂鬱にさせます。
しかし管理入院と違い、自宅安静は朝夕に夫が帰ってきてくれます。また、一人の時間もプライベートな空間を保つことができます。入院になり、自宅の快適さをのちに思い知ることとなるのですが、その話はまた妊娠後期編で。
このように精神面ではプラスもある自宅での安静。けれど身体面では、上げ膳据え膳で電動リクライニングな入院生活の方が楽という面もあります。
また、わたしの場合はじめての妊娠だったので、自宅でも安静を保つことができましたが、上に子供がいたら難しかったと思います。
もし入院するか自宅で安静するかに悩まれている方がいたら、お腹の子のためにも、より自分が休める選択をすることをおすすめしたいです。
長々と書いてしまいましたが、安静生活について少しでも参考になりましたら幸いです。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
>>次回エピソード:もはやモンスター級!限界を超えて日々大きくなる双胎妊婦のおなかサイズ事情 by pika
著者:pika
子どもの年齢:2歳双子
2014年5月生まれの双子を育てています。産科ではありませんが医療職をしています。「妊活ブログ」・「双胎妊娠ブログ」を経て現在は双子育児4コマ漫画ブログを運営中。
ブログ:「ふたご絵日記」
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。
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