私のつわりが始まったのは妊娠4週目。
ある日突然吐気が始まり気がついたら毎日吐き続けた。
丁度その時ノロウイルスが流行っていたのと、妊娠だとは思っていなかったので、最初はノロウイルスにかかったと勘違いし、お医者さんに通う程。
一日中の吐気、毎日2,3回から10回程の嘔吐、食べるのも飲むのもままならない生活がスタート。
その後妊娠だと分かり喜びたい反面、それから約3ヶ月、ほぼ寝たきりで毎日吐き続ける生活がスタートしたため、その3ヶ月の間は正直 "死んじゃうんじゃ" と思う程とにかく辛い時期だった。
現在妊娠中期でやっと自分らしい生活に戻れたけど、とにかく長かった妊娠初期、正直つわりがこんなに酷い人が周りにいなかったので、全然気持ちも身体も準備できていなかった!
私のつわり体験はかなり酷い方なので、これから初期を経験する人を怖がらせたくないけど、酷い人もいるんだよ...という事を伝えたいので私の体験をシェアしたい。
特に、"つわりが酷かった... " と言うと、人によって "私が妊娠した時はバリバリ働いて休んでなんていられなかった。"と言うように、あたかも私が弱くて選んで寝たきりになっていた... 様な口調で自分の体験談を語る方もいるので、とにかく個人差でつわりにも色々ある、ここまで酷い人もいてそれはチョイスじゃなくて、個々の違いがあるんだよと言う事、そして大変な人はその様な心無い言葉に私が傷つけられた様になって欲しくないので私の体験談をシェアしたいと思う。
妊娠4週目につわりが始まるまで、私はとにかくアクティブな生活をしていた。
フィットネス、ダンスのプロとしてジムにマラソンレースのトレーニングをしていた私は、日々ハードなトレーニングをしていた生活から一転、一日中の吐気、嘔吐にある日突然悩まされ寝たきりの日々に。
気がついたら尿も1日1回、2回しか行かなくなり、1週間から長い時は2週間便秘になるまで飲めず、食わずの生活に...。
寝ていなくても良いのに? と思われそうだけど、私のつわりは朝目が覚めてからすぐ始まり、酷い時は寝返りをするだけで吐いたり、朝目覚めて身体を起こし座るという動作だけで吐いていたので、3ヶ月間はたまに訪れる体調の良い日以外は外出するのもやっとだった。
毎日、目覚める、身体を起こす、立つ、水分を取る、と普段何も考えずしている動作にかなり慎重になっていた。
"今日は大丈夫!"と思っていても水分を取って数分後に吐いたり、水分が取れても何か食べ物を口に入れたらすぐ吐くなど、気がついたら4kgも体重が落ち、顔も、首も、指も脚も細くなり、日々フラフラしていて生きた心地がしなかった。
点滴を受けに行ったりもしたけど、基本的に座るのもやっと、横になっているしか出来ない時が多く、車での移動は確実に何度も何度も吐いてしまい、苦痛でしかなく、なかなか点滴を受けに行くのも大変だった。
仕事は、吐気、嘔吐が始まってから約3ヶ月程ストップ!
フィットネスの仕事の他にもリモートワーク、フリーランスでIT関係の仕事をしているのだけど、座るのもままならない為休むしかなかった。
たまに訪れる体調の良い日に数時間仕事をしてみたりもしたけど続かず、とにかく普段は仕事にプライベートにアクティブでじっとしていられない自分には真逆の今思えばダークな時間だった。
もちろん寝たきりになっている時間が多く、とにかく家族の助けでどうにか乗り切れた3ヶ月、激しいつわりとの戦いが始まったのは丁度実家を訪れていた時で、そのまま実家で定年退職していた父と、まだまだバリバリ働いている看護師の母の助けを得てどうにか乗り切れた。
彼は毎日ラインで、電話で連絡を取って励ましてくれていたけど、ずっと家にいられる訳ではないので、定年退職で父が酷い時は側にいてくれた事と、看護師の母が仕事が終わり帰宅したら毎日チェックしてくれていて、私達カップルにはベストな状況だったと思う。私専任の看護師さんがいた訳だから!
つわりは16週頃まで続くと言うけれど、私は現在23週目でつい二日前も2回吐いた。
妊娠中期に入り、寝たきりではなく毎日ウォーキング、マタニティヨガ、スイミングをし仕事にも復帰しているので安定期を満喫しているけど、まだ週に2回、3回程急に吐気に襲われ吐いてしまう事も。
ただ、初期の毎日朝から晩まで吐いていて、座る事もままならなかった状況とは違うので "週に数回なら大丈夫!" そんな気持ちになっている。
子供は2人か3人欲しいけど、"2人目の妊娠もまたあの悪夢のつわりとの戦いが待っているのか?" と思うと、ちょっと時間を置いてから2人目が欲しいな、と思う今日この頃です。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ピンクの象さん
初めての妊娠、現在妊娠6ヶ月目で旦那さんはアメリカ人。子供の性別は2人の楽しみの為に産まれる時のサプライズに!妊娠初期は激しいつわりとの戦いでボロボロだったけど、中期に入り安定した日々に。現在フィットネスのプロとしての知識と経験を元にウォーキング、ヨガ、スイミングを取り入れたマタニティライフを満喫中!
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