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産後うつに気づかなかった私。「妻が変わった」と感じているパパにお願いしたいこと by 園田花ヨウ

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「産後のうつ」になかなか気づかなかったという点は私の体験です。

一番ひどい状態の時は
「生きている意味などない…
子供が成人するまでは生きるけど…
でも自分の存在価値などない…
意味などない…」

こんなことしか考えられなかったと記憶しています。


思考が健康な時とはあきらかに違うのですが、
当事者は非常に気づきにくいと思いますし、気づいたとしても、赤ちゃんの世話だったり病院につれていったり忙しくしていると、自分のことに関しては後回しになりがちです。

だからこそパートナーだったり周りに「異変」に気づいてもらいたいのです。


気づいたらできることは色々あると思います。

まず子育てしているパートナーが何を大変だと感じているか聞いてみて
できることを探したり助けたり、
市や地域の子育てに関する相談へ電話したり(今でも保健師さんが定期的に電話してくれたりする)、
産婦人科だったり心療内科に連れていったり、
…他にもきっとできることはあります。

(私の場合は産後うつのピークは過ぎて、少しですが回復した状態の時に産婦人科に行って診てもらいました。
そしてそこから産婦人科の看護師さんが市の保健師さんに連絡を入れてくれて、お医者さんが心療内科を紹介してくれ、産婦人科でも色々話を聞いてくれて相談にのってくれました。その後心療内科で「産後のうつ状態です」と診断されました。)

 

もっともっと早く気づけたらという後悔はたくさんありますし、
未だに子供たちに影響はなかったか心配になったりもします。

 

…今よく思うのは
もっと幅広い人たちに「産後のうつ」を認知、認識、大変さの理解をしてもらえるような世の中になってほしい。
そうすれば自分の体調不良に気づけずにいるお母さんたちに
周りのだれかが気づけるんじゃないでしょうか。

>>次回エピソード:忙しいときの子どもたちからの「ママ」コール。呼ばれてなくても、夫に動いてもらう方法 by 園田花ヨウ

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著者:園田花ヨウ
年齢:30代
子どもの年齢:長男2歳・次男0歳

九州在住。長男が0歳の時に育児漫画ブログを開始。現在は子育てに、驚きやヒラメキや可愛さ楽しさしんどさを感じながらWebで育児系の漫画を連載したりしている。
育児漫画コミックス「おびえる?子育て日記」発売中。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

 

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