こんにちは、pikaです。2歳の双子男児を育てています。
双子妊娠中のお話。
今回は、出産準備のお話です。
双子の出産は、予定日である40週よりも4週前後早まります。
双胎の約半数は37週未満の早産となりますが、母体に早産の徴候がない場合でも、37~38週頃に出産予定を組まれるのが一般的です。それ以上妊娠が長引くと、胎児の健康によくないためです。
多胎は早産だけでなく、妊娠糖尿病や高血圧などの合併症も起こしやすいことから、病院によっては必ず管理入院とする方針のところもあり。
わたしの出産した病院はちがいましたが、入院中に出会った双胎妊婦さんは、やはり30週頃から切迫早産で入院している方が多い印象でした。
身長が低いと縦に広がるゆとりがないぶん、早産になるケースが多いそうで。言われてみると入院中は、小柄な双子ママさんをよく見かけました。
わたしの場合も妊娠29週に切迫早産で入院となり。妊娠後期はすこし動くだけでお腹が張るようになっていたので、妊娠中期のうちにある程度の準備を終えて正解でした。
双子の妊娠、早めの入院・出産準備が大事です。
今はネットさえあれば、ほとんどの物はそろいますが、なかでも下見をしておいてよかったと思ったのは以下のグッズ。
まだ生まれる前なので試着や試乗はできませんが、店舗にある赤ちゃんの模型や重りを使い、イメージをつかみました。
産後は健診や予防接種以外ではほとんど出かける気力が持てなかったので、ベビーカーなど「すぐに必要ではないもの」も下見ができよかったです。
参考になるかわかりませんが、わたしの場合の準備品リストをふり返ってみます。
(※36週早産、児は約1か月入院の場合です)
~出産前に準備しておいてよかったもの、逆に早く買いすぎて失敗したものなど~
◎チャイルドシート
車移動の場合、退院日から必要となるチャイルドシート。ふたつ買う必要があるので、物が良くて値段もお手頃なものを探しました。
◎ハイローラック
わが家の双子育児では早くから大活躍しました。同時泣きで手が足りないときは、一人はラックに乗せもう一人を抱っこ。電動ラックにしたので、15分揺れてもらいながらその間仮眠をとったりもしました。体重が6kgをこえた半年過ぎより、重量超過で動かなくなり。その後はオムツ替え台・食事椅子・湯上りの着替え台などに活躍しました。
◎授乳クッション
妊娠中から抱き枕や足台として長らく愛用していました。妊娠中期より朝起きると足がつるようになり。ひざ下に授乳枕を入れて寝るようにしたら頻度が減りました。産後は本来の使い方でミルク・母乳どちらにも活躍。赤ちゃんにセルフで授乳してもらうときも、頭の傾斜を保つために2つ活用しました。
◎電動搾乳機
双子は生まれてすぐに入院となり、産後まもなく搾乳した母乳を届ける日々が始まりました。入院中から搾乳機にはお世話になったのですが、病棟にあったのは手動の搾乳機。産前に電動のものを購入してあり、産後数日と早くから役立ちました。手動より楽でボーっとできます。産後2~3ヶ月使用。
○新生児オムツ・おしりふき
産後すぐから入院病棟に届ける必要がありました。2200gで産まれた双子には新生児用でも大きかったですが、お腹の部分を折るようにしてはかせていたので、特別小さいオムツは買わずにすみました。
△新生児対応の横抱き抱っこ紐
エルゴのインファントインサート(新生児用の中敷きのようなもの)は体重3.2kgからということを知り、低体重で生まれるであろう双子のためにと用意した横抱き抱っこ紐。結局のところ退院後の1ヶ月再診にしか使わず、その頃には二人とも3kg近くになっていたのでインファントインサートでよかったかな…と思いました。
△汗とりパット
春産まれの双子たちですが、夏場は冷房もしていたのであまり必要性を感じませんでした。本来の目的では使わず、ミルクをあげるときの吐き戻しを拭くのに使いました。
×哺乳瓶の乳首(S/SSサイズ) …使わず
双子は1ヶ月の入院期間があり、退院する頃には新生児用の乳首は卒業していました。退院間際にサイズを確認して買えばよかったです。
×ミルクケース …使わず
「夜間の授乳やお出かけに便利」ということでふたつ用意したものの、使いませんでした。夜間はあらかじめ哺乳瓶に計量した粉を入れ並べておき、外出時はおまけでもらったスティックタイプの粉ミルクを使用しました。
~産後買い足したもの~
○母乳フリーザーパック
双子が入院中に搾乳した母乳を届けたり、退院してからも余った母乳を保管したりするのに使いました。体重が3~4kgくらいになるまでは直接母乳を吸うことが難しく、2ヶ月程使用。そのうち瓶で冷蔵保存するようになり使わなくなりました。余ったパックは使い捨て容器として、トマトピューレなどの保管に使えます。
○哺乳瓶ハサミ
哺乳瓶は漬けるタイプの消毒にしたのですが、容器に付属してきたものが使いづらく、別で買い足しました。
○バウンサー
ハイローラックよりも移動が簡単で、お借りしたものが便利だったのでのちに買い足しました。実家では主にこちらを使用しました。
ここに挙げたもの以外も、メーカーサイトの出産準備品リストなど参考にしながらある程度のものをそろえました。
ハイローラックなど赤ちゃんに合う・合わないがわかれる物はレンタルの方が無難かもしれません。
ですが、あえて言わせていただくと、産後すぐの双子育児でMVPに輝くお役立ち育児グッズはわが家の場合、電動スウィングラックです。次点に電動搾乳機。
とても個人的ではありますが、双子出産の出産準備についてのお話でした。お役に立ちましたら幸いです。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
>>次回エピソード:妊娠中期に30分のエコー検査はつらかった…。双子の胎児ドッグ体験でわかったこと by pika
著者:pika
子どもの年齢:3歳双子
2014年5月生まれの双子を育てています。産科ではありませんが医療職をしています。「妊活ブログ」・「双胎妊娠ブログ」を経て現在は双子育児4コマ漫画ブログを運営中。
ブログ:「ふたご絵日記」
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。
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