新米パパ教育、初動が大事ですよね!
パパが育児で使い物になるかどうか、ママのいい相棒になるかどうか、滑り出しにかかってると言っても過言でない。
ママはね~お腹の中でぐねぐね動くのを感じつつ、
身体の不調に耐えつつ、行動にセーブかけつつ十月十日。
嫌が応にも徐々にベビー対応に変わっていきますが、パパはどこか人ごと。
言い換えれば、ベビー現物を目の前にしないと、男の人はそうそうパパに変化していけないとも言えます。
同じ新米親同士でも、参考書10冊くらいこなして実技試験に挑んでるママと、
試験開始のベルが鳴るまで、表で鬼ごっこしてたパパ…くらいの準備の差があります。
パパ、落第決定! いや落第してもらっては、ママが困ります。
とりあえず、お風呂(沐浴)はパパに入れて欲しい!
だって男の人ほうが指も長いし力も強いし
「パパのお風呂ほうが安定感があるのよ~」
「さすがパパ~、ベビーも安心してるみたい~」
など、ベビーの沐浴はパパの仕事!と思わせて、そこから徐々に、パパの育児参加に目覚めて欲しい…
私も出産前からその青写真を描いていました。
おだて倒す私と、いい気になる夫のシミュレーションもなんども脳内で仕上げました。
まさかここでの伏兵お義母ちゃん!!
報告・連絡・相談!
このミッションには、お義母ちゃんとの
「報連相」が足りてなかったであります!!課長!
よい義母であります。不出来なヨメをけしてけなさず、
いつもわが息子クロとらでなくヨメの味方をしてくれます
今回の「初めての沐浴チャレンジ」でも
「ああ~耳に水が!みちゃおれん」←息子に厳しい
「りえこさんのほうが、初めてでも上手だった!」←いつも嫁の味方
お義母ちゃん! SOUJYANAI!!
私のメンタルは、KEASINAKUTEII!!
予感通り、わかりやすくへこたれるクロとら。
この恐がり男が、この恐怖体験を乗り越えて
新生児の沐浴にチャレンジすることはもうないでありましょう。
なけなしの戦力、早々に無力化・・・
脳内で、恐れていた「ワンオペ」の文字が
LEDのイルミネーション付きでキラキラ輝き始めました
そんな私の絶望も知らず、産後の応援を終え
自分のお家に帰っていくお義母ちゃん
「何かあったら、いつでも来ますからね~」
優しい優しいお義母ちゃん。帰らないで、そばにいて。
「じゃあまた~~」
ううううう。
クロとら→「お母さん帰っちゃったね~」
お前が、実家帰っていいからお母さん残しといてくれよ!
産後の肥立ちが悪くて、ボロボロなんだよ!
そしてここから、赤児の激しい夜泣きと
おうらやましいほど眠りの深い使えねー夫が、全く一切起きてこない
死にそうな日々がスタートしたのであります。(続)
>>次回エピソード:股関節形成不全の我が新生児さま。“基本いつも不機嫌”なのは、もしかして脚のせい? by まきりえこ
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:まきりえこ
ゆると:2001年生まれ。お腹の中からダンスィだった。
イラストレーター。2008年、疲れ気味の男子育児からの現実逃避でスタートした子育てブログ「ちくわの穴から星☆を見た」がなぜか人気に。アメブロ子育てランキング1位、のち書籍化。書籍「小学生男子(ダンスィ)のトリセツ(低学年編・高学年編)」「園児《エンジィ)のトリセツ」にて、やらかし系おばか男子「ダンスィ」を描き、母親たちの熱い共感を得た。「ブログ:ちくわの穴から星✩を見た NEW」。イラストマンガ参加書籍「#アホ男子母死亡かるた」など。
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