こんにちは、ユーラシアです。
育児で大変なことの一つに、「睡眠が取れないこと」がありますよね。
私が辛かったのは、「眠れないこと」そのものより、
「自分がどのくらい眠れるのか、見当がつかなかったこと」でした。
例えばかなりハードに働いている人でも、大抵は「明日の朝何時まで眠れる」とか 「週末はゆっくり寝よう」など、ある程度は予定が立てられますよね
(仕事でも色々なケースがあるでしょうし、 仕事と育児どっちが大変、という話は不毛だとは思うのですが)。
でも赤ちゃんの育児が辛いのは、睡眠の予定がまったく読めないところ。
寝付いてから15分で泣き出して、そこから何時間も寝ないこともあれば、一晩中2時間おきに目を覚ますこともある。朝4時に起き出してしまうことも。日曜日も関係ありません。
しかもそれが何ヶ月続くのかも分からない。新生児の内から長く寝る子もいれば、1歳2歳になってもまだ睡眠が安定しない子もいるようで……。
そのため「今夜は何時間くらい眠れるだろう」「いつになったら朝まで眠れるんだろう」と、 暗闇の中を手探りで進んでいる気分でした。
もし2時間しか眠れないとしても、 それを分かっていて「2時間後に起きなきゃ」と眠りにつくのと、 眠ってから2時間で突然起こされるのとでは、目覚めが全く違うと思います。
一晩だけとか数日だけならまだしも、それが何ヶ月も続くかもしれないと思うと恐怖でしかないし、愚かにも「今夜こそは眠れるんじゃないか」と儚い期待を抱いてしまうから、 それが砕かれる悲しさをも味わうことになるんですよね。辛かったです。
辛かった反面、「人間って、こんなに寝なくても生活していけるんだ……」とか思ったりもしました。
そんな睡眠不足の日々に終わりが見えたのは、生後7ヶ月を過ぎた頃でした。
それまで授乳して抱っこして寝るのを待っていたのですが、 なるべく布団に寝かせたまま、背中とんとんなどでの寝かしつけに変更。
そのおかげかは分からないものの、徐々に夜中目を覚ます感覚が長くなり、
ついに夢の5時間睡眠が……!
初めて5時間寝てくれた日は、宝くじが当たったかのように喜んだのを覚えています。
その後11ヶ月で夜間断乳をして、夜中に目覚めてもすぐにパタンと寝るようになり、 1歳になると少しずつ朝まで眠れる日が増えてきました。
産後一年間、「朝まで安心してゆっくりぐっすり眠る」という日がほとんどなかったなんて、 我ながら頑張ったなあと思います。今は夜中に起きることは滅多にありません。
ただ、よく眠るようになると同時に寝相の酷さが目立ってきて、 今では寝ながら私の顔にエルボーを喰らわせてきたり、背中をドスドス蹴ってきたりしています。
真の安眠は、まだまだ遠い……泣。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ユーラシア
年齢:30歳
子どもの年齢:2歳
2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。
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