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妊婦の生活は想像以上に大変。電車で立ちながら「大丈夫」と笑う妻に思ったこと by 吉本ユータヌキ

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『女性は母になると強くなる』なんてよく聞きますが、ぼくは結婚して子供ができてから身をもって感じています。母は強し。


冒頭の漫画で描いたよう、病院のパパママ学級(パパママになるために必要なことを教えてくれる教室)で妊婦体験スーツを着用したんですが、これがま〜重い。10kgぐらいを肩から下げるんですけど、すごいズッシリ。

これを何ヶ月もでしょ。妻もずっと肩が痛い、足がむくむって言うのでマッサージしてましたが、そらそうなるわ...。

 

これは単なる重りであり妊婦さんの大変さの一部に過ぎないのですが、一緒に生活してみると本当にすごい大変なことが伝わってきました。そんな妻の妊婦生活を一緒に過ごして思ったことを。

 

 

電車に乗ってるとき、妻のお腹を見て席を譲ってくれる人がたくさんいて嬉しかった。

妻はマタニティマークをカバンに付けていたので、それを見て気づいてくれた人が多かったと思うんですが、付けてなくても(見えなくても)譲ってくれる人はいました。

妻が妊娠するまで、妊娠したらマタニティマークをつけるのが当たり前!ぐらいで思ってたんですけど、いろいろ調べてみると、マタニティマークをつけることで嫌がらせを受けることもあったり、中には『席を代わってくれ』ってアピールしてるようなものと捉え、嫌悪感を抱く人もいるということを知りました。
それからはマタニティマークを付けるということ自体にネガティブな印象も持つようになってしまったんですが、妻の場合は付けていて助けられたことが多かったかなと思いました。

とはいえ、やっぱり若い人が優先座席でイヤフォンつけてスマホゲームに夢中で気づいてないとか、「絶対気づいてるやろ!」みたいなサラリーマンが寝たフリしてるな〜なんてこともありました。


それでも妻は『大丈夫大丈夫』と笑ってました。ぼくも自分が妻の立場になっても『大丈夫大丈夫』って言うと思う。
でも強制なことではないので、強くは言えないんですが身近で大変な思いをしてるのを見てたので『譲ってくれたらいいのにな〜』とも思うこともありました。

 
なので、自分は今までより少し意識して周りを見渡すようになりました。

 

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著者:吉本ユータヌキ
年齢:30歳
子どもの年齢:娘1歳

2015年に娘が生まれ、記録として描き始めた育児漫画が2016年から集英社【ふんわりジャンプ】にて“おもち日和”として連載開始し、2017年6月に書籍化。ツイッターでは趣味の音楽・食べることなどのイラストを描き、ブログでは日常漫画を描いています。

【新刊情報】集英社「おもち日和」2017年6月19日発売中

 

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