こんにちわ。
〈夏風邪こじらせ女子〉の、もものしかです。
ここ数年〈◯◯女子〉というのをよく耳にするようになりました。
私も歳を重ねていくにつれ、なんとか〈女子〉というくくりに入れやしないかと、我が身を無理矢理ねじ込みがちです。
しかしまあ実際の私は、女子どころか女性という広域連合からもはみ出しつつあります。
ヒゲとか。草原のような指毛とか。
柔軟剤のフローラルな香りを余裕でポーンと超えちゃう程の、加齢臭とか。
もうこうなってくると、こじらせてるのは夏風邪どころの騒ぎじゃないような気もしますが…
そんな私を筆頭に、我が家は夏風邪を移しあってこじらせる、という日々を過ごしました。
今日は、そんな風邪の時に困ったことをまとめてみました。
さあ、息子2人が風邪を引いてしまいました、家の中は大恐慌の幕開けです。
幼稚園も、お休みしないといけません。
毎朝「着替えたくない」と母を困らせるのに、いざ行けないとなると…
ヤル気のスイッチ…接続不良すぎ。
子供は本当にあまのじゃくです。
幼稚園にお休みの電話をして、ひと段落。
熱も高いし、せめて横になってほしい。
しかし、子供なりに“風邪を引いている”という非日常を楽しんでいるかのように、いつもよりテンションが高い。
もう、ライブ会場。コールアンドレスポンスの嵐。
熱気というか、むしろ熱がね、熱が40度ありますから。
ワンドリンク制で、スポーツ飲料飲む感じ。
ひとしきり盛り上がったら、その後めちゃくちゃグズる。頼むから普通に寝ていてほしい。
そんな息子達ですが、風邪を引いてしんどい思いをしているのを見るのは、とても辛いもの。
親としては、少しでもしんどいのが楽になってほしい…という一心で、風邪の時は至れり尽くせりなんでも手を貸してしまいます。
すると、風邪が治る頃には、ワガママ言いたい放題。
石油王の息子感が、すっかり板についちゃってる。
母は息子のワガママを、爆買いするはめに。
しかも、油断したら…
意味不明。
てんやわんやで子供の看病に明け暮れた後に…やっぱり母もうつる。
だってね。こっちは24時間看病してますから。うつるに決まってます。
さあ、どうしたもんでしょう。
仕事はお休みすると、最悪代わりの方がいますが、母親というのは代わりがきかないものです。
私の母にも主人にも助けてもらえるところは助けてもらいましたが、それでも家のことはやる事が溜まる一方。
しかも子供達にとっても、母という独裁者が陥落し、家庭内恐怖政治が影を潜めると…
息子一揆がエグい。
反旗を翻して、武装してくる。
程なくして、自分の熱も下がってくると、溜まりに溜まった家事をこなし、職場に御暇を頂いた事を謝罪し、石油王の息子に成り上がった息子2人を鎮め、家庭内を統治しなおさなくてはなりません。
まだまだしんどいし、もう少し休んでいたい。だけど、自分が動かないと家庭は回らない、お母さんに代わりはいないのです。
“代わりがいないからこそ、やりがいがある”
普段はそう思えても、風邪で自分もしんどい時は、全くそう思えませんでした。
普段は気にも留めないような息子達のことでも、イライラが募ります。
自分もしんどいのに、他人に優しくなんてできない。怒り疲れた1日の終わりに、まつげが濡れた2人の寝顔を前に、母親失格のような気さえしました。
それでも母は、葛藤しながら、悩みながら、前に進まないと行けない。息子達は、子宮には戻れないのですから。
風邪もようやく落ち着いてきた頃、長男が私に言いました。
子育てには正解がないからこそ、1人で悩んで不安になる事もある。でも子供をみれば、結果がわかることもある。
優しく育ってる我が子をみて、少しだけ自分を褒めてあげてもいいかな…と思えた、風邪に翻弄された我が家の出来事でした。
そして、私の代わりにできる事は全て手伝ってくれた主人。「ついに俺が、風邪ひいたかも」と言った主人にそっと一言…
と添えておきました。
>>次回エピソード:ママ友付き合いが怖くて避けていた子育てサロン。初めて行って気づいた不思議空間の魅力 by もものしか
著者:もものしか
年齢:肌年齢47歳
子どもの年齢:3歳と1歳
先立って紹介することが何もない、ただの主婦です。色ぬりが苦手で、サザエの内臓のような色合いの絵になってしまいます。
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