こんにちは、pikaです。3歳の双子男児を育てています。
双子妊娠中のお話。
今回は、妊娠後期に緊急入院した時のお話です。
双子の妊娠は胎児もふたりぶんのペースで大きくなっていきます。
お腹のサイズも単胎の2か月先を行き、出産は約1か月早産に。
それでも出産まで問題なく自宅で過ごされる方もいますが、わたしの場合は中期以降張りが強く、妊娠25週から張り止めを内服していました。
ほぼ自宅で寝てすごしましたが、内服と安静では張りがおさまらず。
29週に入ったある日、右側の子(Ⅰ児:病院では「いちこちゃん」と呼ばれました)の胎動が感じられないことに気がつきました。
頭をよぎるのは最悪の事態…
その日は休日でしたが、救急外来を受診することに。
しかし家を出る直前に、何事もなかったかのように「ポコン!」と右側から元気な胎動が!
「ああ、本当によかった。生きていてくれてありがとう」と胸をなでおろし、
「でも一応、心配だから診てもらおう」ということで病院へ。
季節は春。
外へ出られない生活をしているうちに、いつの間にか桜が咲いており、車内からでも見られてよかったなあ…と思ったらこれが外界の見納めとなってしまいました。
胎動が感じられなかった理由
その頃、1時間に3~4回の腹部の変形を伴う張りがあり、初回の救急外来ではとくに問題視されなかったため、同じように「ただの張り」として考えていたところ、実は要注意な徴候だったようです。
受診時、頚管長は3cmをきっており、入院の適応に。
NSTでも不規則ながら強く大きい張りがみられ、すっかり張りに慣れ見過ごしていたことを深く反省しました…。(出血はなく、お腹が張るときは軽い生理痛程度の痛みを感じたりすることもありました)
医師からの説明によると「張りが強かったため、胎動を感じにくかったのではないか」ということでした。
救急外来ですぐさま張り止めの点滴を開始し、2A 15mlから30ml//hまで増量。
副作用で動悸と震えがあらわれましたが、お腹の張りは落ち着き、
落ち着く暇もないまま、あれよあれよと言う間に入院スタイルへ。
処置室にて、病衣を着せられ、病院指定の着圧ソックス(王子様のような白タイツ)をはかされ、患者認識用リストバンドをはめたら、あっという間に入院患者に。
「念のため」の受診のつもりが、2か月にわたる管理入院生活の幕開けとなりました。
実は胎動が復活したことですっかり油断してしまい、せっかく準備してあった入院セットも自宅に置いてきてしまっていました。
病衣は動くたび前がはだけやすく、待望のパジャマを持ってきてもらった日には「これでパンチラの危険が減った…」と安心したものでした。
妊娠後期の双胎妊婦健診。
車移動なら、入院セットをトランクに積んでおくことをおススメします!
>>次回エピソード:程良いおしゃべりと個人の時間…「公私バランス型」病室が、切迫早産入院のよい気分転換に by pika
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:pika
子どもの年齢:3歳双子
2014年5月生まれの双子を育てています。産科ではありませんが医療職をしています。「妊活ブログ」・「双胎妊娠ブログ」を経て現在は双子育児4コマ漫画ブログを運営中。
ブログ:「ふたご絵日記」
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。
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