「孤育て」を避ける
うちの娘がまだ小さかった頃、僕は典型的は「孤育て」、“孤独な子育て”をしていました。
世話をするので精一杯でしたし、特に誰かを呼ぶ必要も感じなかったので毎日毎日娘と二人きり。はじめはなんとかなっていたのですが、それが長期間続くとだんだんつらくなってきて……
自宅にいるのは自分とまだ言葉もしゃべれない赤ちゃんのみ…
大変なことも多いのに、それを共感する相手がいないというのは精神的にかなりこたえました。
そこで僕がしたのは、「とにかく人に会う」。
外出していろんな人とランチしまくったりもしていましたが、それと同時に自宅に人を呼ぶことも積極的にやっていました。
僕は”ええカッコしい”なので、はじめは自宅に人を呼ぶ時にきれいに掃除をしていました。家の中に小さな子がいるとどうがんばってもそんなに片づいた感じに見えないし、なんだかんだすぐに汚れてしまうので、そのうちええカッコをするのは諦めました笑
もう、自宅が汚くてもいいや、と。むしろ、来てくれた人に手伝わせようくらいの図々しさも身につけました。
一人で黙々と子育てをするのと、大人と会話しながら子育てをするのは全然違いますね!作業自体の負担は大して変わらなくても、精神的なストレスが随分変わりました。
人を自宅に呼ぶ!
家の風通しを良くする!
ドアを開ける!
僕が幼児期育児の時に気づいた子育てのコツです。
小学校でも役に立つ
子供が小さい頃に身につけた「ドアを開ける」の習慣ですが、これをすると子供が小学生になってからもいろんな良い効果がありました。
自宅に人を呼ぶ家は、自然に人が集まるようになります。
子供もしょっちゅう遊びにきます。
子供が家に遊びにいける家というのは、子供の間では実はとても価値のあることで、子供コミュニティの中でその子の重要度が上がります。変な話ですが、重要度が高い子は、遊びに誘われやすくなり、仲間外れにされにくくなります。
また、親としても子供同士のやり取りが目の届くところで行われますので子供の人間関係が良くわかります。親としてはあまり考えたくないですが、自分の子がいじめの対象になりそうだった場合でも、より早く察知しやすくなります。
また自分の子が誰と仲がいいのかがわかるので、子供と「〇〇ちゃん、今日は元気なさそうだったよね。学校でなにかあったの?」などより深い会話ができるようになります。
風通しの良い家作り
家はブラックボックス化しやすい場所です。
風通しが悪いと、家族の人間関係までよどんできます。
最悪、ストレスが溜まりすぎると虐待に発展する可能性だってあります。
どんどん人を呼んで、風通しを良くして、社会の中で子育てをする、という環境を作っていけるといいですね。
著者:ムーチョ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:小学生
東京都在住。元テーマパーク系企業の人事でしたが、体調不良のため退職、その後いろいろあって現在専業主夫をやってます。主夫業の合間に描いた育児漫画ブログが注目され、漫画ブロガーとしても活動中。育児雑誌の連載なども。記事は娘たちが小さい頃の体験談です。
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